12月定例会報告
2022.12.25 08:11
令和4年12月11日(日)13:30より八杉神社にて、定例会が開催されました。連絡事項の後、今回は萩原正博副会長を講師として「構音障害と失語症」についての勉強会が行われました。
すでに専門学校では習ったとは思いますが、失語症や構音障害は脳血管疾患や脳の外傷によって引き起こされ、言葉が話せない・話しづらいというのが特徴です。「失語症」は理解できない・言葉が出てこない等の症状で、「構音障害」は声が出しづらい・発音が上手くいかない症状であることは、学生時代に習った記憶にあります。細かいことは省きますが大脳のブローカー野・ウェルニッケ野と、損傷部位によって違いが出てきます。また口の動きや舌の動きを司る脳神経の影響もあります。今回の勉強会では病気の特性ももちろんですが、リハビリテーションを進めていくうえで、コミュニケーションを大事にしていくかを強調しておりました。例を上げて言うならば、会話の中で家族等が回答を選択して答えられるような話し方(クローズドクエスチョン)を心がける事が重要ということです。〇か×か、AかBかCか等、言葉を発しづらい状態でも簡単にコミュニケーションを取りやすくする気遣いが周囲の人に求められ、それが上手くできるとリハビリも好転しやすくなります。
勉強会は30分程度で終了しましたが、内容の濃い充実した時間となりました。
後半は実技を行い16時には解散となりました。
次回の定例会は1月8日(日)13:30~八杉神社です。