アルキオーネ途中絵その12
2018.04.09 13:54
翼の短いアルキオーネが、翼の長いニクトサウルス科に分類された理由も、薄々ではありますが解ります・・・。
ニクトサウルス科は、上腕骨の形が非常に特徴的なんですよ。
上腕骨に、胸筋と三角筋が付着する「三角胸突起」というでっぱりがあります。これは翼竜でよく認められる特徴。しかし、ニクトサウルス科では、三角胸突起の発達が特に著しく、もう上腕骨自体が斧みたいな形状してるんです。
多分、それだけでアルキオーネはニクトサウルス科なんだろうね。
翼の長さが変わるよりも上腕骨形状が変わるほうが、進化の過程において珍しいわけでしょう、たぶん。