Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

kojinkai

”余り”に関する理解。

2018.04.09 14:07

「67個の飴があります。8人で同じ数ずつ分けると19個余りました。

飴は何個ずつ分けたでしょうか。」


今日の5年生の初回の授業での最初の例題でした。

レベルは、3年生〜4年生くらいのレベルでしたが、

これについてどう解くか?ということは、

”余り”がどう見えているか、ということと

繋がってくる重要な点になります。


この問題について、いきなり67÷8とか

書いて考えようとする子もおります。

その場合、初めから提示されている

”余り”の考え方が誤っているということです。


この場合、19個は余る=残るのですから、

67−19=48個を分けたということになります。

よって、48÷8=6(個ずつ)というのが

解答になります。



また、この後に次の問題もくっつけました。


「14個の飴を何人かで分けたら、

2個余りました。何人で分けましたか。

考えられるパターンを全て挙げましょう。」


これは、小5の2学期の約数の考え方、

特に余りが絡んでくる利用の問題へと

繋がってくる問題でもありました。


この場合は、先の例題からすぐに

14-2=12とできるのですが、その先を

生徒たちがどう考えるのか?ということが

重要でした。そしてこの問題へ接続するための

基礎は、予習シリーズの3年で学習しました。


割と早く12個を割れる人数を1,2,3,4,6,12と挙げられ、

割る数>余りという3年生、4年生の知識も踏まえて

1と2を解答から消去し、3人、4人、6人、12人という

答えを導くことができました。



予習シリーズというのは、基本的に

なるべく3年版〜4年版から丁寧に綺麗に

習得していくことによってメリットがあります。

5年生からいきなり5年版をスタートしても、

基本習得が疎かになっていると

相当時間を食ってしまったり、理解しないまま

進めてしまったりということも増えてきます。


一般的な子どもにとっての予習シリーズは、

日々に埋没してしまい、忙しさの中で

ストレスを抱えてしまうよりは、

ちゃんと分かるように基本を身につけてから

準備ある状態で臨むべきものです。



もちろん、最難関を目指しており、

悠々と予習シリーズを送れなく使いこなせるなら

当然そうやって学んでいくべきであり、

大手の進学塾へ通った方が良いでしょう。


当塾は、”予習シリーズ的な応用力”を

楽しみながら学年に準拠させて学ばせる、

そういうスタイルでやっている塾です。


その違いを正確に認識された上で、

塾選びを行われてください。

一般的なお子さんが難問に挑んでいく

面白さを十分に味わえる、そんな感じの

塾であると思っていただければ、

分かりやすいという風に思います。