Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

Slip Knot

アンドロメダ・アンドロイド3

2018.04.09 18:01

先ほど、こめかみをあけたおかげか

すごく快適になった。

感覚がさえわたり

ぐっと足に力をいれたら

軽く目の前の川を飛び越えて対岸の5M位の岩にまでいけそうな。

そんな気がしていた。

電化した身体をふにふにと転がしていたのだが、

帰り道の途中

自分がどのバスにのっていいかわからなくなってしまった。

自分の家も、どのバスに乗ってどこで

降りていいかも口でそれは説明できる。

けれども、どこに自分の入り口があるかわからなくなってしまった。

いま僕は右往左往しながら

いつも乗るバスに近づいているしかし、

どうしても現実の壁が越えられない。

自分でも意味がわからなくなりながら、

けれども、

確実に巌のような岸が僕を阻んでいる。

僕はそれを迂回しながらすすまなければならなかった。

感覚が鋭くなりすぎると

道が、さまざまな色に見えることがある。

賢い道、アホな道、

暗い道、明るい道、

狭い道、広い道。

その瞬間瞬間に

明るくて狭い道か、暗くて広い道か、

アホで聡明な道か、馬鹿で澄んだ道か、

いつもこの微妙な選択を迷う。

感覚がまだ僕もよくわかっていない未来の

この道を進んだ後、あるいは曲がった後にどうなるか

色として見えているのではないかと思う。

特にそれが今日は顕著で

僕は順序正しく、寄り道し続けなければならなかった。

この時間は加速した意識のなかで

僕は半年ほどさまよっているような気分になる。

右から風がふき、道のいろが変わると

僕は元のコースを三度ほど修正をし

無駄にみえる曲がり角を執拗に追加していく。

するときちんと自分がルートを描けているのだろうか。

自分のとおってきた道筋が後ろからまばゆい光が

遡ってくる。

その流れにのってあとは、川が流れる先をみるように

僕は迷わずに進み出していけた。

この時は別段これが怖いこととは全く思ってもいなかった。