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くつろぎ読書

12/24 第110回くつろぎ読書会 終了レポート

2022.12.25 14:57

12/24(土)に開催した、課題本型読書会の終了レポートです。

 

課題本:『クリスマス・キャロル』

開催日:2022年12月24日(土)

時間:9:30~11:30

開催場所:池袋駅周辺のカフェ

人数:4名

 

『クリスマス・キャロル』についての一番古い思い出は、祖母の家の倉庫で数冊の絵本を見つけたことでした。どれもカビくさくて少々黄ばんでいましたが、独特の画風で、なかなか装丁の美しい絵本でした。(昔の絵本はこういうのが多かったような気がします)

タイトルは『クリスマス・キャロル』『幸福の王子』『いばら姫』あとは忘れました。

 

中でも『クリスマス・キャロル』は全体的に妙にオドロオドロしくて、幽霊の絵や、話の後半に出てくる人間の子供の絵、墓場のシーンが恐ろしく、すいぶん長いこと怖い話のイメージでした。

 

ここ数年は、なんとなく12月になると手に取ってしまう本になっています。

ハッピーエンドなのと、過去~現在~未来と行き来していく中で自分を見つめなおし、

不幸な未来を自らの意志で回避する主人公に、個人的に羨望と憧れを抱くからでしょう。

どうせまた読むのならと、今月の課題本にしました。

 

みなさんの感想(抜粋):

・クリスマスの意味とは?あらためて考えてみたい

・この当時とクリスマスの意味がは違うのでは、当時はどうだったのか。

・格差や貧困についての告発であり、金持ち階級に対する批判本に感じた

・当時も今も自己責任論

・読んでて「罪と罰」を思い出した

・スクルージが徐々に変わっていくところが面白い

・幽霊が怖いからとかではなく、自分から変わろうとしてるところが良い。

・ただの悪夢で終わらせず、人生が良くなるという保証を与えていないが、自分の生き方を変えた

・クリスマスの奇跡

・ディケンズは「二都物語」「大いなる遺産」を読んだが、「クリスマス・キャロル」は格段に読みやすい

・持っている人は持っていない人へ分け与えるという思想が根底にある

・この当時労基法のような労働者を守る法律がなく、劣悪な環境で働かされていたため書記(ボブ)に昇給を申し出たのは、社会全体で労働者の地位向上を願っていたことにあらわれでは。

 

気に入った箇所:

・「人間よ、もしお前の心が石でなく人間なら、余計とは何であるか、どこに余計なるものがあるのかをはっきりわきまえるまでは、この悪い文句を差しひかえるがよい。どんな人間を生かし、どんな人間を死なせるかはお前の決められるというのか。神の眼には、この貧しい男の子供何百人よりお前のような人間こそ生きていく値打ちもなければ、生かしておくのにふさわしくもないのだぞ。

おお、神様!草の葉の上の虫けらが、塵の中で空腹にうごめく同胞たちの間に生命が多すぎるなどよくも言えたものだ!」

 

・「これは生きている時に自分で作った鎖なんだ、それに今つながれているんだ」

 

・スクルージは口に出したより以上のことを実行した。彼は自分の言ったことは全部、それよりもっともっと多くのことをした。そして実際は死んではいなかったティムには第二の父となった。

 

・「こんなばかものばかりの世の中にいてさ、クリスマスおめでというだとよ。クリスマスおめでとうはやめてくれ!」

 

注)お持ち頂いた本が、訳者・版がバラバラだったので、私の持っている、

村岡花子訳(昭和27年発行)からの抜粋です

 

さいごに:

今回が2022年最後の読書会でした。

今年は5月から再開して、計12回開催することができました。

また開催回数を100回超えることができ、私自身のライフワークのようなものになってきております。これもひとえにご参加くださった皆様のおかげです。

 

来年2023年も細々と続けていきたいと思いますので、

引き続き何卒よろしくお願い致します。

 

少し早いですが、皆様どうかよいお年をお迎えください。

 

2022年12月25日 くつろぎ読書主催