【本所②】本所新坂町
2018.04.10 03:36
町名:本所新坂町
読み方:ほんじょしんさかちょう Honjo-Shinsakachō
区分:町丁
起立:江戸期
廃止:1871(明治4)年
冠称:「本所」
後身:本所清水町
現町名:墨田区石原四丁目、亀沢四丁目
概要:1662(寛文2)年に市ヶ谷佐内坂町中央北側の町地が屋敷用地となり、本所竪川北岸、五ツ目通りと旅所橋の間に代地が下付され、左内坂から移転、新しく町屋が作られたので、町名も「新坂町」と唱えた。元禄年間(1688~1704年)は本所上水樋修復請負役の拝領地だった。1719(享保4)年に御用屋敷となった場所がある(文久三年版切絵図)。化政期(1804~1830年)の町地680坪・家数39軒(町方書上)。当地は現在の大横川の清平橋西詰と法恩寺橋西詰の間であって、その後に五ツ目通りと旅所橋の間から移転したものと思われる。似たような経緯の本所清水町、亀戸清水町と何らかの関係があると思われるが詳細は不明。
慶応4年5月12日(1868年7月1日)、江戸府に所属。慶応4年7月17日(1868年9月3日)、東京府に所属。1869(明治2)年、新坂町用屋敷を合併。1871(明治4)年に本所清水町に編入となり消滅。現行の石原四丁目、亀沢四丁目のうち。
撮影場所:本所新坂町