「宇田川源流」 発表! 2022年海外の10大ニュースはやはり一位はあのニュース!
「宇田川源流」 発表! 2022年海外の10大ニュースはやはり一位はあのニュース!
「宇田川源流」の、今年最後の記事は、世界の10大ニュースである。まあ、今回の場合1位と2位は、ほとんど予想どおりであり、多くの人が私と同じ感覚であったということになんとなく安心しているのであるが、それにしてもなかなか大変なものであることは間違いがない。
とにかくウクライナをめぐる内容で大きく世の中が動いた一年であったということが言えるのではないか。とにかく見てみよう。
なお、日本の10大ニュースと同様に、解説に関しては、1段落目で基本的に切ってある。しっかりとした解説は読売新聞のサイトに行ってみてもらいたい。しかし、このように多くの国民が何を期待しているのか見るのは非常に大切なことである。そのようなことをしっかりと行っている読売新聞社には、敬意を表したい。
【1位】露、ウクライナ侵略
ロシアのプーチン大統領は2月24日、国営テレビで緊急演説し、「特殊軍事作戦」と称したウクライナ侵略の開始を表明した。
ロシア軍は多方面から攻め込み、首都キーウの短期陥落とウォロディミル・ゼレンスキー大統領の失脚を狙ったが、ウクライナ軍の激しい抵抗で失敗した。ウクライナ軍は米欧からの軍事支援を受け、秋には本格的な反転攻勢に着手、2月以降に占領された領土の約54%を奪還した。
【2位】エリザベス女王死去
英国史上最長の約70年7か月にわたり君主を務めたエリザベス女王が9月8日、静養先のスコットランド・バルモラル城で死去した。96歳だった。存命の君主としては世界最高齢で、国民にひたむきに奉仕した女王は、英国だけでなく、世界中の人々からも愛された。
【3位】韓国雑踏事故158人死亡
韓国ソウルの繁華街・ 梨泰院イテウォン でハロウィーン前の10月29日夜、多くの若者らが折り重なって倒れる雑踏事故が起き、日本人留学生2人を含む158人が死亡した。
【4位】カタール W杯開催
中東では初開催となるサッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会が11月20日、開幕した。決勝は12月18日、アルゼンチンが、史上3チーム目の連覇を目指したフランスをPK戦の末に破り、36年ぶりの優勝を果たした。モロッコはアフリカ勢初の4強入り。カタールはグループリーグで敗退した。通常は6~7月に開催されるが、酷暑を避けるため、時期をずらした。
【5位】世界コロナ 感染6億人
米ジョンズ・ホプキンス大の集計によると、世界の新型コロナウイルスの累計感染者数が8月26日、6億人を突破した。5億人を超えた4月から約4か月で1億人増加した。
【6位】原油急騰100ドル突破
ロシア軍のウクライナ侵略を受け、原油価格の主要な国際指標が急騰した。テキサス産軽質油(WTI)の先物価格は2月24日、約7年7か月ぶりに一時1バレル=100ドルを上回った。WTIは3月、一時130ドル台に達した。世界的な景気後退で需要が減少するとの観測から6月以降は下落基調となり、12月のWTIはおおむね70ドル台で推移し、一時、1年ぶりの安値となる水準まで下落した。
【7位】習氏3期目
中国共産党の第20期中央委員会第1回総会が10月23日、北京で開かれ、 習近平シージンピン 総書記の異例となる3期目政権が発足した。最高指導部の政治局常務委員7人は側近らでほぼ固められ、距離のある幹部は徹底排除した。習氏は3期目政権で、核戦力を意味する「戦略抑止力」の増強を掲げ、改正された党規約には「『台湾独立』に断固反対し、食い止める」と盛り込んだ。
【8位】マスク氏、ツイッター買収
米テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は10月27日、「言論の自由」を掲げ、米ツイッター社を440億ドルで買収した。米メディアは11月、約7500人いた従業員が約3分の1に減ったと報じた。正常に機能しないとの問い合わせも相次いだ。永久停止されたトランプ前米大統領のアカウントを復活させ、新型コロナウイルスの誤情報の投稿規制を廃止するなど混乱が広がった。
【9位】世界人口80億人
国連は11月15日、世界の人口が80億人に達したと発表した。最多の中国と2位のインドだけで約28億人となり、アジア圏は約44億人と55%を占めた。世界人口は2037年頃に90億人、58年頃に100億人を突破する見通しだ。貧困や飢餓の問題解決がさらに困難になる恐れがある。温室効果ガスの排出量の増加も必至だ。持続可能な地球環境をどう実現していくかが問われている。
【10位】上海都市封鎖
中国最大の経済都市・上海で3月28日、新型コロナ感染拡大を受け、住民の外出を原則禁止するロックダウン(都市封鎖)が始まり、日本企業の現地工場でも休業が相次いだ。6月1日に事実上解除されたが、中国の経済成長は大きく減速し、サプライチェーン(供給網)に影響を与えた。中国政府は厳しい「ゼロコロナ」政策を続けてきたが、12月、コロナとの共生を目指す方向に転換した。
https://www.yomiuri.co.jp/feature/top10news/20221223-OYT8T50178/
さて、やはり1位はウクライナ侵攻、2位はエリザベス女王の崩御であろう。
先日も書いた場也であるが、実際に、ウクライナ侵攻に関する記事は、私はなるべくブログでは扱わないようにしてきたつもりである。何しろ日本の報道は戦況ばかりであり、そのことから派生する国力の総合力比較や外交、または、それに伴い他の国々の動きなどは全く報じない。まるで戦争に参加して、戦争ゲームをしているかのような状況に、驚きを感じるものである。本当に戦争反対を言っている人々なのか、かなり疑問に感じる。実際には、第二次世界大戦以降は国力の総合戦であり、その中で、情報という意味でゼレンスキー大統領はかなりロシアを圧倒したということは間違いがない。さすがは元コメディアンだけあって、何を切り取って、どのように報じればよいかをよくわかっている。そのことから、他の国々がどのように動いているのか、隣国のベラルーシやグルジアなど、または難民がどうしているかなどはほとんど報じない日本の報道の姿勢には驚きを感じるのである。
エリザベス女王に関しては、即位70年という式典の直後に崩御されてしまい非常に残念であるが、まあ、人間である以上仕方がないとことがあるのかもしれない。親が偉大であると、子供の明生に影響する。私の研究テーマである「二代目の研究」はまさにその物であるが、二代目ではないモノのフィリップ国王にも当てはまるのではないかという気がしてしまう。その辺のところを見たら、面白いのかもしれない。
このほかは、コロナ関係が【5位】世界コロナ 感染6億人・【10位】上海都市封鎖というかんじであり、経済関係が【6位】原油急騰100ドル突破・【8位】マスク氏、ツイッター買収というような感じになっている。基本的にニュースに関する投票結果がかなりばらつきがあるのは、日本の報道のほとんどが、ウクライナとエリザベス女王に占められていたことによるものであると考えられる。もっと広く様々なニュースを報道できないのであろうかということが、毎年この結果を見ると思えてしまうのは私だけではあるまい。実際に、【7位】習氏3期目などは、かなり大きなニュースなのであるが、それが7位になってしまうところが残念であろう。
さて、今回はそのように「全体がウクライナ一色」というような感じで、そこにエリザべし女王の崩御のニュースが入ったということになる。1位 ロシア、ウクライナ侵略開始 19,258(96.0%)・2位 エリザベス英女王死去 18,592(92.6%)というように、90%を超えるほとんどの人が投票しているということからでも関心の高さは見えてくる。しかし、そのほかのニュースが大きく日本のこれからに影響をするのではないかという気がしてならないのである。
世界のニュースを「情報」として活用できる日はいつ来るのであろうか。
1~30位ニュース一覧
(数字は得票数。カッコ内は有効投票に占める割合)
1位 ロシア、ウクライナ侵略開始 19,258(96.0%)
2位 エリザベス英女王死去 18,592(92.6%)
3位 ソウル・梨泰院で雑踏事故 12,888(64.2%)
4位 W杯カタール大会開幕 12,714(63.3%)
5位 新型コロナ感染、6億人突破 9,858(49.1%)
6位 原油急騰、100ドル突破 9,164(45.7%)
7位 中国で習近平総書記の3期目政権発足 8,860(44.1%)
8位 マスク氏、ツイッター社買収完了 7,945(39.6%)
9位 世界人口80億人、国連発表 6,910(34.4%)
10位 上海市が都市封鎖開始 5,646(28.1%)
11位 北欧2か国、NATOに加盟申請 5,532(27.6%)
12位 WHO、サル痘感染で緊急事態宣言 5,487(27.3%)
13位 元ソ連大統領のゴルバチョフ氏死去 5,481(27.3%)
14位 ウクライナ人権団体などにノーベル平和賞 5,213(26.0%)
15位 尹錫悦・韓国大統領就任 4,371(21.8%)
16位 ジャッジがア・リーグ新の62号本塁打 4,194(20.9%)
17位 ペロシ米下院議長が台湾訪問 4,006(20.0%)
18位 米FRB、ゼロ金利政策を解除 3,975(19.8%)
19位 米中間選挙、野党・共和党が下院勝利 3,881(19.3%)
20位 トランプ氏、次期米大統領選出馬へ 3,710(18.5%)
21位 トンガで大規模噴火 3,380(16.8%)
22位 米国で銃乱射事件相次ぐ 3,117(15.5%)
23位 スナク英首相就任、首相交代相次ぐ 2,847(14.2%)
24位 核兵器禁止条約、初の締約国会議 2,591(12.9%)
25位 米最高裁「中絶権利」認めず 2,393(11.9%)
26位 中国で旅客機墜落、132人死亡 2,310(11.5%)
27位 中国の江沢民元共産党総書記死去 2,276(11.3%)
28位 イランで大規模な反政府抗議デモ 2,257(11.2%)
29位 露大統領、サハリン2の資産移譲を命じる 2,133(10.6%)
30位 米英仏中露「核戦争せず」 2,093(10.4%)
https://www.yomiuri.co.jp/feature/top10news/20221223-OYT8T50178/