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◇トナカイになったシエル

2022.12.26 23:00

先日、歯のメンテナンスで歯医者に行った時の話です。

待合室で私の相棒の盲導犬シエルと待っていると、近くの年配の男性の声が聞こえてきました。

独り言のように「賢いなぁ」と。

近くに居られた別の年配の女性が

「ほんと、賢いですねぇ」と相槌を打たれました。

続けて男性が「そのへんの子供よりも、よっぽど賢いなぁ」と。

先程の女性が「ほんと、賢いですねぇ」

私は「ありがとうございます。はい、賢いんです」と、ニコッとそちらに目を向けました。

一拍おいて、「今日帰って、孫に教えてやろうっ」と言われ、私たちも笑いました。

10分ほど経って、大人しいシエルに感心したのか「大人しいなぁ」と、またつぶやきました。

女性の人が「そうですねぇ」と。

すると男性が「内の嫁さんは、犬で言えばスピッツだから、キャンキャンキャンキャン、うるさい、うるさい。一日中キャンキャン言ってる。結婚して60年だけど、ずっとそうっ」と、うんざりな口調で言われました。

少しして、また思い出したように

「娘が二人いて、それを言うと“それはお父さんが教育してきたんだから、誰にも言って行くところはないわ”と言うんですわ」と笑わせます。

そして最後の決めゼリフが

「これは帰って、孫だけじゃなく、嫁さんにも教えてやろっ」の真剣な口調にで、大爆笑でした。

私の順番が来て、治療エリアに行き、シエルは良い子で待機していました。

歯科衛生士の人がベッドに横たわる私に、

「みんな可愛いワンちゃんを見に来ていますよ」と教えてくれました。

私が「じゃあ、次から‘ワンちゃんの握手券’を作らないといけないかもしれませんね」と笑いました。

皆さんに愛されてシエルも私も幸せでした。


次はクリスマスイブの「伝え方教室(話し方教室)」の話です。

教室を毎回zoomでやっているのですが、今回はクリスマスなので、シエルも仲間に入れてあげることにしました。

折角だからと、妻がシエルをトナカイさんに、私をサンタさんにしてくれました。

皆さんに喜んでもらえ、シエルも私も嬉しいクリスマスイブになりました。

さて、クリスマスも幸せな幕を閉じ、いよいよ今年もカウントダウン。

楽しかった今年1年を振り返り、来年の楽しい夢を考えています。

このブログを読んでくださった皆さま、一年間本当にありがとうございました。

来年も、どうぞシエル共々よろしくお願いいたします。

では皆様、

希望に満ちた新年をお迎えくださいませ。

ありがとうございました。  

幸せの入り口屋 亀ちゃん

※写真はこの一年の振り返りショットと、シエルの可愛いトナカイ姿です。