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おひょいさんのおたより

無能な男

2022.12.26 07:32

まいどどーも。

毎日富士山を見ながら暮らせるという、

日本人として最高に恵まれた身分でありながら、

その環境に慣れ切ってしまってたまに見かける富士山に感動する、おひょいです。


さてワタクシ、

またやりたいことを思いついてしまいました。


保護司です。

そう、保護観察を要する、犯罪を犯した人の更生や社会復帰をサポートするボランティアです。

一般的には少年院を出た非行少年に会いに行くオジサン、てイメージですかね。

無資格でなれる無報酬の社会貢献です。


しかしロクでもないというか、

私が思いつくのは得にもお金にもならないことばかりですわ。

里親といい、コーチといい、保護司といい。

まーでもそんな人間だから仕方ないのです。

自分の欲も夢も目標も計画もないから仕方ないのです。

大きなお世話をする以外、できることがないのです。


だけど。

大きなお世話でもしないと、

ただの「うんこ製造機」になってしまう。

好きなものを食べ、屁を放ち、うんこを製造するだけの。


だから私のような何もできない無能な人間は、

誰かのために動くしか生きる意味がない。


私が大好きだったNHK朝ドラ「おかえりモネ」で、

故郷や愛する身近な人たちのために奔走するモネに、

車いすランナーの女性が言い放った言葉。

「あんたのはただのええかっこしい。

自分のことだけ考えて自分のためだけに頑張っとったら、

それが回りまわって誰かのためになってたりするんちゃうか」


これはこれで正解。

だがしかしそれすらできない、

そうやって頑張れるモノすら見当たらない、

私のような人間がいるのも事実。

最初からわかりやすく「人のため」が動機でないと、

行動すらできないのだ。



有名なマズローの「欲求5段階説」というのがある。

人間の欲求が「生理的欲求」「安全の欲求」「社会的欲求」「承認欲求」「自己実現の欲求」の5つの階層に分かれているという理論だ。

後年マズローは6段階目として「自己超越欲求」を後付けしている。

5段階を十分に満たすと、

自らのエゴを超えた社会貢献や慈善活動が欲求となると。


これにはちょっと違和感がある。

確かに大多数の地球人には当てはまるかもしれないが、

必ずしもそうとは言い難いし、

少し西洋的でもある。


私は自己実現などできたこともないし、

そもそも目指してもない。

承認欲求は過去にあったかもしれないが、

承認を得られる前に自ら放棄した気がする。


特異?な外見を活かして

「チャレンジだ!」とモデル活動をしたこともあるが、

数回やってみて、やる意味を見出せなくなった。

共演したタレントに聞いてみると、

「自己満足と承認欲求、優越感」

のためにやっているという。

そりゃ無理だ。

私に必要なものが一つもない。


誰かが客観的に私を見た場合、

「いやあんた十分5段階コンプリートしてまっせ」

という人がいるかもしれないが、

私的感覚では3段階クリア後に6にいっている。


そして日本人が奇妙な人種なのは明らかである。

明確な宗教もないのに

利己的な行動を忌避することが多く、

なぜか人に尽くしたがる。

極端だが時代劇をみるとわかりやすい。

悪代官以外はだいたい誰かのために生きている。

マズローは時代劇をみたことがなかったのだろう。


また、自分の両親や祖父母は典型的だ。

彼らは何も成していないが、

ただひたすら家族や誰かのために働いていた。

常に自分のことは最後だった。


その血が、私の体に数パーセント流れているのだ。

日本を代表する超絶一般庶民の血が。

誰かのために身を粉にする血が。



ということで来年。

粉までやれる自信はまったくないが、

自己超越欲求?を果たす行動を起こすのである。



よいお年をー!