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テマヒマ

不易

2018.04.11 22:15

おはようございます。


暮らし、味わう。

食を通して豊かなライフスタイルを提案する

セレクトショップ&カフェ テマヒマ

ただいま準備中!

プロデューサー、バイヤーの太田 準です。


昨日の洗練というタイトルの

テマヒマ•ブログでアルバムジャケットが•••

と最後に書きましたがそれに関連して。

AORやブラコンも80年代中盤以降

シンセの打ち込みが増えていき

当時は最先端だったかもしれませんが

今聴くと古臭さを感じてしまいます。

これも山下達郎さんの言葉ですが

時代の試練に耐え得るにはアレンジ(編曲)

が重要。


いつまでも変わらないことを意味する不易、

時代に応じて変わることを意味する流行、

両者は反対語のようですが、

松尾芭蕉が確か俳句の理念として唱えた

不易流行の言葉のように

変化しない本質を忘れずに変化を取り入れる

或いは変化し続けることこそが

変化しない本質なのでしょうね。


民藝的なものにに惹かれる、

民藝的なものが注目される、

その時代的、社会的要請については

これまで何度か私見を書いてきましたが、

その民藝も

柳宗悦が提唱した時のままの民藝ではなく

時代に合わせ過ぎることなく、でも

変化し続けてきた結果としての

現代の民藝だからこそだと思います。

(先週から始まったEテレの趣味どきっ!

私の好きな民藝 毎週楽しみです)

(赤木明登さんの二十一世紀民藝も

これからじっくり読みたいと思います)


テマヒマがセレクトする器、道具も

時代性と普遍性、伝統と革新の

いいバランス、いいミックス感を

提案していきたいですね。

それがつまりテマヒマにおける洗練。


ところでテマヒマで販売する古書で

特にレシピ本はわずか数年前のものでも

古臭く感じるものがあります。

メニュー自体はそんなに変わらないですから

音楽で言うところの編曲

レイアウトや編集が時代の試練に耐え得ない

ものだったということでしょうか。