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peanutjournal

ストックホルム週末マーケット

2018.04.11 08:38


他のヨーロッパ諸国同様、スウェーデンでもマーケットが盛んです。


マーケットならではの賑わいと掘り出し物探しが大好きな私は毎週でもマーケットにいきたいと思うほどなのですが、スウェーデンの冬は寒すぎて冬季はもちろんお休み…



しかし、4月に入り日も温度も春らしくなってきた今日この頃、ちらほらといくつかのマーケットが再開してきました。



早速私は週末にストックホルムに出かけ2つのマーケットに足を運んでみたので、今回はその観察記を書きます。

そして最後には、こうしたインフォーマルなマーケットに関して考えたこともちょっとまとめてみたので読んでみてください。



最初に向かったのは「Hornstul Market」。


こちらはストックホルムの南の地区、ソーデルマルムに位置するマーケットです。Red lineのHonstull駅から一本道を歩いて3〜4分くらい。

海(湖?湾?)沿いに走っている細い道路に雑貨や洋服を出す個人ブースやフードカートがずらっと並んでいます。


天気が良かったせいか特に若者たちでごったかえしており、ゴミゴミとした雰囲気が好きな私としてはなかなか良いものでした。

来ている人は若者が中心でした。英語を何度か耳にしたのでもしかしたら観光客も来るスポットなのかもしれません。


お洋服を売っているのはファッション好きな若者たち、ヴィンテージの小物や手作りのアクセサリーを売っているのは少し年配の方といった感じ。


異なる年齢層とナショナリティがうまく一つのマーケットに収まって、そこにコミュニケーションが生まれているのが粋でした。

水辺独特の開放感のある活気付いた場所で、買い物以外にも思い思いの場所に座ってフードカートのご飯を食べたり日光浴をしたり…。

なのでこのマーケットは、単なる買い物の場所ではなく、水辺で友達とのゆっくりした時間を過ごせるという楽しさもついてくる付加価値のあるプラットフォームだと思います。




お次に向かったのは市内中心部にある「Hötorget Market」。


Green lineのHötorget駅から徒歩数分で行ける距離に位置する広場全体を使ったマーケットです。


先ほどのHonstull Marketとは異なり、こちらはとにかくお買い物専門!という雰囲気が出ていました。


フードカートも出ていないし、そばの建物の階段以外はゆっくりと座ってくつろぐ場所もないです。



ですが、こちらはこちらでまた違う良い味が出ている。

開けた空間に所狭しと並ぶブースに積まれているのは、ひたすら年代物のヴィンテージ雑貨。売っているのはほとんどご年配の方です。カトラリー、食器、装飾、家具、絵画、本、何でもありますが、一体これはどこから集めたんだ?!というような古いものや、有名ブランドの食器シリーズなどが山のように積んであります。




で、そうした質の良いレアものたちをを求めてやってくる人が真剣に商品を見極めて歩いて真剣に売り手と買い物交渉しているわけですが、

そう、それにより作り出されるその空間のテンションになかなか味があったのです。


というように、2つのマーケットをホップしてみたら、2つの違う雰囲気とそれぞれの良さを楽しめました。







何れにしても、物の売り買いが個人レベルで簡単にできる場所があるのって良いですね。Hotorgetはわからないのですが、少なくともHonstullの方はインスタなどのSNSでも出展者を募っていたので個人で応募でる様子でした。

なので、物の循環をさせるレベルがもう少しラフに行われているんですね。



逆に言えば、完璧な商品の取引きが目的であればこういうインフォーマルなマーケットって限界があるかもしれないです。


でも、誰かが使わない物を自分が引き継いで改めて価値を引き出すという楽しさ、それと実際にマーケットで人と話す楽しさという見落としがちなソフトな価値ならこうしたインフォーマルなマーケットに存分に潜んでいます。



特に日本には多くの価値のある良い伝統工芸品や商品がどこかに(ひっそりと)行き場もなく隠れていると思うので、こうして物のやりとりに対するレベルを少し下げた場所があればそうしたものが循環しやすくなるのでは!?