宗旨報告書。
自転車に然程興味が無い人にとって「は?」となるモノは数多あれど、やはりビンディングペダルが筆頭に挙げられるのではないでしょうか。
「足と自転車がくっつくって・・・危ないやん」
と言われる事しばしばですが、一度使い慣れてしまえば問題無し。いや寧ろ山を走るならビンディングでないと逆に怖いので、ワタクシはロングテールバイクのみフラットペダルで他は全てビンディング。
そんなビンディングしか視界に入っていない人間でさえも、
気になって気になって入荷を待ち過ぎ首が伸びた製品が〜・・・此方!
シマノ PD-M8040 ¥8,696(税別)
シマノが贈るXTグレードの新世代プラットホームペダル、「PD-M8040」の発売が発表されたのは昨年6月。
同時に発表されたエントリーモデルの「GR500」は勿論、上位版であるセイントグレードの「M828」も昨年末には登場したのに、ある種本命というべきXTが待てど暮らせど来ない来ない来ないで4月。
しかし出会いは突然に。
いや、別に突然では無いのですが納期遅れが何度も繰り返されていたので、一昨日までは本当に来るとは思っとらんかったですよ。
はい、そんでまぁ現物を手に取り撫で繰り回してみますと・・・。
左は旧セイントペダル(MX80)のボディを使い簡素化したGR500。
比べてみるとGR500(MX80)がデザイン的に突っ走った感があるのに対し新作のM8040は押し出しを抑えて手堅く纏めた感があり、そういった意味では往年の名作「DX」を彷彿とさせる所もあり。
サイズ的には旧MX80と「小」が似た様な雰囲気ですが、軸の付け根まで厚みが均一になった事で踏み面が内側に広がりクランクぎりぎりの所まで違和感なく使えそうです。
そうそう、今回の新XTペダルはサイズが大小二種あり足のサイズや好みにより選んで頂けるというのが今時ですな。
「脛の真皮なぞ過去と共に捨てたわい」というモノノフならば、開封後ただちに付属のロングピン(5mm)へ交換する事をお勧めしますが、標準でついて来る低頭ピン(3mm)は低いだけでなく面取りもされており山での足の自由度を重視する人は勿論、日常使いにも良さげな雰囲気。
圧倒的な止水性&耐久性を誇るシマノのベアリングシステム、それが一体何をどうやったらこの薄さの中に収まるというのでしょう?
この薄さでもシマノペダルクオリティは維持出来ているとすれば、DXペダルの再来として世を席巻する事間違い無し、ですな。