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バルト2国へ行く (エストニア タリン編)

2015.08.07 03:05

ラトビアのリガから国際バスに乗りエストニアはタリンに移りました。

タリンの旧市街はお城(トームペア城)を中心に小高い山になっているので、ミッションは登れるところは全部登ろう!

高いところはたくさんありますが特別な気持ちになったのは城壁(ヘルマン塔の近く)で、セーターの壁と呼ばれるお買い物スポットで盛り上がっている場所にひっそりと城壁入口があります。

左側に見えるのが城壁でその上に回廊のように屋根があるところを行きます。

上がってみると映画に出てきそうな城壁にうずうずしてきます。

途中から木製の通路に変わりいよいよ城壁の上を歩いている!とますます高揚感に駆られています。

眺めが最高とかそういうわけではないのですが、日本にいても城壁はおろか近所のお宅の塀の上だって歩くことはありませんし、13~14世紀の騎士が見張りで歩いたかも知れない、もしかするとこの小窓から弓を射たのかもしれない!と思うとちょっとワクワクしませんか?(私だけ?)。騎士ごっこを心で楽しみたい方には大変お勧めです。


ワクワクするというよりもドキドキするのは、奥に見える聖オレフス教会の展望台。

登ってみると展望「台」ではなく人の足の幅ギリギリの通路に足がすくみ、屋根もなければ薄いガードにヒヤヒヤしながら塔のまわりを一周できます。

こちらからの展望は素晴らしく、街が一望できるだけでなく例の騎士ごっこの三角屋根が連なる城壁が街を囲っている様も見られます。

そのほか上ったところと言えばトームペアの展望台でこちらはレンガ色の屋根がすぐつかめそうです。

そういえば先日まで過ごしていたリガの旧市街の町並みに比べると、タリンはレンガ色で建物も華美な装飾はあまり見られず素朴な雰囲気ですね。


こちらはトーム教会(聖マリア教会)。

教会の床にはたくさんの墓石が横たわり壁にも多くの紋章が掲げられ大変重厚感がありましたし、こじんまりとした展望台からは街の展望はもちろん時を告げる鐘も間近で見られます。


石畳に急斜面に急階段が繰り返されるタリンの旧市街を「日本で言うなら山城ってところかな」なんて言いながら散策を楽しみました。


ちなみに高いところへのアクセスといえばほぼほぼ階段で、展望台の階段ともなれば階段幅最大20センチ、直径2メートルもない螺旋階段は当然で往路も復路も同じルートをたどります。

暗いですが御覧のとおり階段幅は足幅でいっぱい。 よって上る人下る人がすれ違う場合、どちらがどのポジション(階段の内側か外側か)をとるかは時の運。すれ違う際に私が螺旋階段の内側で待機していたら体の大きい諸外国の方々が安堵する声を何度も聞き、初めて小柄でよかったと思った瞬間でした。ちょっとよろめいて素敵なダンディーとの出会い・・・は危険なのでくれぐれも期待しないでおきましょう。


ワクワクすると言えば、街を出るときに手伝ってもらいながら甲冑に着替え中のお父さんを発見。

とっても嬉しそう♡


タリンと言えば可愛らしい街並みと可愛らしい手工芸品と言われますが、高いところめぐりもなかなか楽しかったですよ。


<中世・・・?>

タリンの旧市街には中世の衣装を着た売り子さんがたくさんいます。

そんな彼女はスマホに夢中です。中世とか夢の国とかありません。だって人間だもの。