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赤の中へ

2018.04.12 10:35



究極に、赤の中にいたい。

帰って来られないくらい、赤に没頭したい。

深い、内臓がひっくり返ってしまうくらいの赤が、

そして、その界隈の深い色軍を染めたいという衝動に駆られた本日。


小学生の時のプールの飛び込み台に上がった時のような。

初めて行く島で、透明度が高過ぎる、この世のものとは想像ができないような海へ

飛び込む前の時のような、


そんな激しい衝動が訪れた。





東京でのDebut Exhibitionを終え、久しぶりに旅をした。

旅の途中に「あなたが一番、好きな色は何か?」と尋ねられた。

幼い頃から、ずっと、すべての色が好きだったので、色占いができなかった。


「一番好きな色を選んでください。」

「一番嫌いな色を選んでください。」


無理です。


その時に、自身の心に一番フィットする、惹かれる色はと尋ねられたら

それは答えられるけれど。




中学時代から、20代前半は、

自分の色は「赤色」と決め、自分に帰るときは「赤色」と決めていたが。。。

頭のてっぺんから、足先まで赤だった。

赤に固守つして、自身を保ってきた時代でもあった。

綺麗な明るい赤を頼りにしていた時代。




2014年に

赤だけを染めたいと、赤色だけのExhibitionをした。

赤色だけで53色を染めた。


Exhibitionのテーマは「在処・ariaka」

赤は、再誕生の色。古代から赤い陶器が流行ると時代が変わると、

考古学者の先生が言っていた。

予感していたのかもしれない。




狂おしいほど、赤のの中にいたい。

赤を染めて、体も心も魂も赤色の中にいたい。

今のこの衝動は、何かを知らせているのだろうか?