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三重県2部R結果一覧〈久居農林のみ〉

2022.12.29 22:44

 今年度、久居農林サッカー部は県2部のシーズンを戦った。10チームによる2周り戦である。シーズン18試合を消化した。4月から始まり、選手権後も4節を戦った。残念なことに選手権後は3年生が引退し、新チームでの4節となった。本来であれば各試合での振り返りをタイムリーに伝えるべきであったが、今年度はできなかった。来年度の反省としたい。結果は以下の一覧にまとめたので見ていただきたい。以下にシーズンを通した振り返りをまとめたい。

 昨年度はコロナ禍で活動制限が県教育委員会などからも下りてきて思うような強化ができなかった。県外試合の自粛、練習時間の自粛等である。なお活動制限が緩和されていくも久居農林サッカー部員にのこるコロナ不安から昨年の冬場は全体練習が朝練のみで練習試合も県内との対戦のみであった。今年に入り強化を図ろうとした奈良遠征に参加した3年生は1人だけであった。家庭の事情もあるので指導者としてはそこも配慮していかなくてはいけない。それでも県2部で戦うチームにそんな理由は通用しない。

 今年の3年生はDFの選手層が薄い学年ということや怪我人が重なり、1周り目は2年生DFの活躍を期待した。前線からのハイプレスを標榜するチームコンセプトから県2部の90分ゲームでも積極的な守備を挑んだ。しかし背後の管理ができない。相手のハイポールもカバーがとれない。できた背後のスペースへのクロスも戻りながらの対応もできない。GKも裏のスペースを管理できない。失点を続けて止まらない。それでも2周り目の巻き返しを期待していた。夏休みに入り、チームの立て直しを図る。2年生主体から3年生主体に切り替えた。3年生の最後のあがきに期待した。奮起したのはキャプテン野呂、兵後、前橋らであった。序列も3年生から優先的に試合で起用し、2年生がレギュラーを奪いに行く構図に改めた。さらにまず失点を減らすことを第一に考え、奪いどころの徹底を夏休みに行った。攻撃の崩しは1周り目に重点的にしてきていたので細かい修正程度にした。2周り目も海星2ndからの戦いが始まった。失点は減り、得点が取れるも勝利には至らない。2周り目の四中工2ndはとてつもなく強かった。選手権前でトップチームに上がる選手たちがまだ2ndにいた。ボランチの2人は強烈であった。ここを県2部の基準として今後も持って取り組んでいきたい。四工2ndからは新チームとなる。県2部のチームのほとんどが3年生が残っている中で久居農林の文化が問われる課題であろう。新チームとは言うものの1周り目で試合に出ていた選手が多く、再登場の感はある。3年生主体のチームよりビルドアップが安定しており好感の持てる感触で残り4節をむかえた。それでも失点は止まらない。個の打開に対する力負けや基本的な個人・グループ戦術の低さをまざまざと感じさせられた。そして怪我人等が多い中で9・10位決定戦となる白子戦は両チーム白熱した試合であった。初めて失点0、そして自分たちの攻撃の形で得点を奪いそして勝利できた。実は今シーズンの公式戦初勝利である。待望の初勝利。スタッフの古谷先生、西島先生、田中先生とも喜びを分かち合った。

 「勝利を求めずに、試合の内容を求めよう!(かならず勝利への道が開けてくる)」と声をかけ、毎日のTRを積んできた。今シーズンを通して県2部に通用していないレベルであったことは否めない。それでも来シーズン海星高校が東海プリンスに昇格したため、久居農林高校が来年度の県2部残留を決めた。努力をし、あきらめずにTRをしてきたご褒美なのかもしれない。しかしこのチャンスを逃すつもりはない。この2年生はほとんどが今シーズンの県2部を出場して経験した者たちである。来年度の活躍を信じている。(近藤)