アトリビューション分析
2018.04.12 16:09
2018年4月現在、アトリビューションという概念はそこそこマーケターの間に広がったという認識でいます。私がその概念に出会ったのは2008年で今から10年前にさかのぼります。当時私はインターネット専業の広告代理店に所属しており、広告の間接効果の分析と社内外への啓蒙を担当していました。この広告の間接効果が今でいうアトリビューションです。
当時はGoogle Analyticsは世間ではまだそれほど認知されておらず、機能としてもVisionalistやSiteCatalystよりも落ちるものでした。そこで使っていたのはサーバーに溜まったユーザーの生ログです。そこから広告のセッションのみを抜き出し、そのデータを初回、中間、最終クリックに分けて分析するというものでした。ただ中々その概念は浸透せず、特にそれまで純広告を中心に担当していた広告プランナーに対する啓蒙活動は非常に難しかった記憶があります。
それがここ数年で浸透してきたのは、やはりGoogle Analyticsの機能改善によるところが非常に大きいと思います。つくづく感じるのは、物事が流行るには仕組みが簡単でないとダメだということです。