M様 Japan Old ギター オーバーホール
こんばんは!!宮城県仙台市のギターリペア&中古楽器買取販売【FOOLS GOLD】です。
クリスマスも終わり、今年も残すところあと僅かですね〜
それにしても雪が降らない!!
ホワイトクリスマスとか言ってられない気温ですw
☆☆☆
古い国産ギターのオーバーホールをさせていただきました^ ^
サドルがないので弦が張れない状態でした。
『Johnson』
どこの工場で作られていたのでしょうか?
ネットで検索しても見つかりませんでした。
ナットを取り付ける溝をキレイにしておきます。
ちなみにトラスロッドはこんな所に!!
フロントピックアップの下!!!
いちいちピックアップを外さないと調整できないという・・
フレットを抜いている絵ですね。
指板の塗装厚が不均等なため、厚みがあるところは削りながらの作業に。
全部抜き終わったのですが、新しいフレットと演奏時の影響を考え、指板の塗装を全て剥がしオイルフィニッシュにすることにしました。
紙やすりで削りました。
大量の粉が出るので必ずマスクはしましょう!!
2度塗りし、1日置いて乾燥させました。
良い色合いです^ ^
ここで一旦配線の作業に移ります。
タップ用のミニスイッチが付いているのですが、全てダミーに変更です。
2Vo1Toに変更となりました。
新たに打ったフレットのバリを鉄鋼ヤスリで整えます。
全体の擦り合わせの前にスケールで反りをチェック!!
この作業大事ですよ〜!!
頭が出ているフレットをマーキングしておきます。
擦り合わせが終わったら、角ばってしまったフレットをを丸めていきます。
フレットサイドも丸めます。
ここの加工具合がダイレクトに運指に影響します。
ナットを新調しました。
溝一つ一つの深さまで細かく調整していきます。
低すぎれば開放弦でのビリつきに影響しますし、高いと弦を押さえた時の音程がシャープしてしまいます。
完成です^ ^
リアピックアップにはダンカンを、サドルには安定のゴトーを使いました。
ブリッジプレートのサイズに合うサドルがどうしても見つからなかったので、取り付け穴を若干加工することで対処しました。
古い国産ものには、現行のパーツでは合わないことが多々有ります。
パーツの基準がまだ確立していない、コピーからのオリジナルが主流だった時代の名残ですね。
指板のほうも柔らかな触り心地でオイルフィニッシュ特有の良さがあります^ ^
以上、今回はフレット交換〜ピックアップ交換まで、ほぼ全ての面で手を入れさせていただきました!!
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