Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

ボウタカチャンネル開設 5周年記念日にこれまでを振り返ってみました!

2022.12.31 03:30


NPO法人ボウタカ代表の米原です。

皆さん、年末年始はいかがお過ごしですか?


実は2022年12月31日で、ボウタカチャンネルを開設して5年になるようなので、これを機に、5年間の振り返りをここに書き記しておくことにしました!


ぜひ、ご一読ください。



2017年12月31日 
ボウタカチャンネルを開設


ちょうど5年前の大晦日、米原の「思い立ったが吉日!」の精神により「Boutaka Channel」という名前のHPを開設しました。



当時の米原は、棒高跳の選手であり、棒高跳をテーマに研究を行う学生であり、時に指導者としての側面を持つ大学院生でした。



初めは、HPとTwitterでの情報発信を始めました。

日頃学んでいる内容を世の中に届けたい!という単純な発想です。



でもさらに「なぜか?」と深掘りすると、もっと日本人に「高く跳べるようになってほしい!」という想いがありました。


だからこそ、「Boutaka Channel」は「日本のボウルターの『もっと高く跳びたい!』を叶える」というビジョンを掲げ、スタートしました。



”Boutaka / ボウタカ”



”Boutaka / ボウタカ”



”ボウタカ”という言葉には大きな力があると、個人的に考えています。


他の競技を行なっているアスリートに「ボウタカ」と言っても、「???」という顔をされることが多いです。まるで暗号です。


でも、ボウルターにとって「ボウタカ」は、全国どこでも伝わる棒高跳の呼称です。


そして、日本語ということで、もちろん世界中で棒高跳を「ボウタカ」と呼ぶのもまた日本人ボウルターだけです。


「”ボウタカ” チャンネル 」という名前にした大きな理由は

”日本のボウルター”の力になりたい

また「日本の棒高跳・”ボウタカ"」が、世界で活躍する未来を夢見てのことでした。



「ボウタカ」に抱く夢



僕が棒高跳を始めたのは 2005年。

だいぶ前ですね・・・


その時に最もよく見ていた動画が2004年に開催されたアテネ五輪の男子棒高跳でした。


当時の米原少年は、

この動画を何度も何度も見る中で、

次第に棒高跳にのめり込んでいったのです。



そして、その中でも優勝ジャンプを決め

マットを整然と降りてくる Tim Mack 選手の姿に

大きな憧れを抱くようになりました。


その頃から、心のどこかで

「棒高跳で世界一になりたい」

という夢を抱くようになりました。



”チーム”ボウタカ


2018年から約1年間はアメリカのヒューストンに渡り、現地の名門校ライス大学にてアシスタントコーチをしていました。


世界の棒高跳界を牽引するアメリカの最前線にいくことで、もっと日本の棒高跳界をレベルアップさせるための、技術やトレーニングについて学ぼう!と意気込んで渡米しました。



留学中はアシスタントコーチ兼選手としてチームで活動していく中で、棒高跳に限らず、スプリントやウエイトなど棒高跳に関連する様々な、技術やトレーニング方法について学ぶことができました。


しかし、最も大きな気づきは

アメリカ棒高跳の「チーム力」でした。


試合会場で多くの選手やコーチたちと会うことができ、様々な意見交換を行いました。


選手はより高く跳ぶための技術やトレーニングについて積極的に他のコーチや選手からもアドバイスをもらい、またコーチは試合中は試合のマネジメントを行いますが、それ以外はコーチ同士でそれぞれの選手がどうやったらもっと跳べるようになるか知恵を出し合います。




勝敗だけではなく

「もっと高く跳びたい!」を叶えるために

アメリカ棒高跳の選手やコーチ同士が

サポートし合っている環境こそが

アメリカ棒高跳界の"強さの秘密"だなと確信しました。


留学を経て行き着いた、日本のボウルターの「もっと高く跳びたい」を叶えるための答えが、


「”チーム” ボウタカ」で取り組まなくてはいけない!

そして「世界」を舞台にしなくてはいけない!


ということでした。



2021年3月29日 
NPO法人ボウタカを設立


留学後に構想をまとめ、オンラインで様々なメンバーに声をかけ、「日本の棒高跳」を支えたい!という想いを持ったメンバーの協力のもと、2021年3月に「NPO法人ボウタカ」を設立しました。


ボウタカチャンネル を開設して、3年ちょっとの出来事です。


棒高跳をこよなく愛する人が

日本の棒高跳を"サポートし合う"世界


その世界観を体現する一つの形が「NPO法人ボウタカ」だと思っています。




NPO法人ボウタカ2022



2022年の活動プレイバック


  1. ボウタカマガジンの発行開始
    全国のボウルターに向けて各巻1000冊を無料配布(2巻を発刊)
  2. 「みんなのポール」プロジェクトの開始
    13ft・14ft のポールをレンタルできる仕組みが完成
  3. ボウタカmapの誕生
    全国の約200チーム(学校)が一つのマップに登録
  4. ボウタカゼミの開催
    オンラインでボウルターが学び合う機会
  5. ボウタカ練習会の開催(協力:PVA広島、東広島市)
  6. 研究資料を陸上競技学会誌にて発表
  7. DNS社との連携開始
  8. 各地でボウタカ会が開催


「NPO法人ボウタカ」を設立してまだ2年弱ではありますが、着実にNPO法人ボウタカのチーム(組織)としての成長、つまりは日本の棒高跳界を支え、発展への息吹を感じています。


2022年の活動を振り返ると、メンバーのチームワークにより、素晴らしい活動を実現することができました。


特に「ボウタカマガジン」や「みんなのポール」は、これからの棒高跳界を支える礎になりうる大きな一歩だと感じています。



今、一緒に活動をしているNPO法人ボウタカのメンバーをはじめ、活動を応援頂いているみなさん、皆さんがいなければ今のボウタカチャネルもNPO法人ボウタカはありません。


本当に、ありがとうございます!

そして、これからも一緒に「ボウタカ」をみんなで盛り上げていきましょう!


ちなみに、メンバーになって活動の企画や運営をしたいという仲間も常に募集しています。

興味のある方はお気軽にご連絡をお願いします!


mail:  contact@boutaka.org



Think Globally, Act Locally.


2022年のNPO法人ボウタカの活動を振り返りましたが、個人的に2022年は久しぶりにアメリカに行けたことも大きなポイントでした。


8月 世界陸上オレゴン大会へ

10月 ESSX本社へ


NPO法人ボウタカでは

Think Globally, Act Locally. 
世界規模で考えて、地域で行動する

を活動指針の一つに掲げています。


この2度の渡米は、改めて世界の棒高跳の動向を感じる大きな機会となりました。



8月の世界陸上では、モンド選手の6m21、世界記録を目の前で見ることができました。

予選から決勝への試合運びや、世界記録が生まれる瞬間の空気感やその動き。


現場で目の当たりにすることで、体の芯から、今の世界の最前線を感じることができました。



10月のESSX本社では、アメリカやヨーロッパから集まった棒高跳関係者とともに1週間を過ごしました。世界各地との繋がりが生まれたのと同時に、世界中の動向をより詳細に掴むことができました。


客観的に僕自身を見ても、今、もっとも世界の棒高跳界の最前線にいる日本人の1人だと、感じています。



だからこそ、NPO法人ボウタカのメンバーと力を合わせることで、このグローバルな経験や繋がりを「日本中のボウルター」に還元する使命があるとも感じています。



日本のボウルターの「もっと高く跳びたい!」を叶えるために・・・


ボウタカチャンネル開設から5年間、日本中の皆さんのおかげで、多くのご縁と様々な経験をすることができています。この場を借りて、感謝申し上げます。


本当にありがとうございます!


6年目がスタートするからといって、何かが起こるわけではありませんが、引き続き「日本のボウルターの『もっと高く跳びたい!』を叶える」活動を続けていこうと思います。


そして、特にこんなことを日本の棒高跳界で取り組めると、もっといい未来になるな〜と感じていることを記しておきます!


1. 日本中のボウルターの繋がりを強化する


もっとNPO法人ボウタカのパワーを使って、日本中のボウルターが繋がるきっかけを創りたいと考えています。


例えば、各地域から棒高跳の選手や指導者からリーダーを選出、定期的に各地の近況を報告し合ったり、課題や解決策などを共有するオンライン会を開けたらいいな〜とか、日本中のボウルターが参加するSNSを作って、みんなで記録や情報を共有し合えたらいいな〜とか、考えています。


2. 世界に飛び出す経験をボウルターに届ける

やっぱり日本に留まらず「世界を感じる経験」を、より多くのボウルターにして欲しい!と感じています。2022年の世界陸上はボウタカメンバーの中山くん(初アメリカ)と行きましたが、1週間で本当に彼の価値観が変わっていく姿を目の当たりにしました。


欧米のチームに参加したり、コーチのもとに学びにいくような機会に興味がある選手やコーチの方が、世界を経験するための支援をできればと思っています。


3. 「ボウタカサミット」の開催


アメリカのリノでは毎年1月に、全米から小学生からマスターズの選手や指導者、保護者が集まり、2日間にわたり、棒高跳のレクチャーや講演、試合が行われる「Pole Vault Summit」が開催されています。


法人設立の際にもYouTubeで提案した通り、日本でもリノの「Pole Vault Summit」をモチーフにした「ボウタカサミット」を開催しましょう。

これのイベントによって、日本の棒高跳の力は確実に上がります。



最後に


こう振り返ると、5年間は長いようで、短く。

ボウタカチャンネルを開設した頃は、5年後に今のようなかたちになるとは思っていませんでしたが、着実に「日本のボウルターの『もっと高く跳びたい!』を叶える」目標に向かって進んでいると感じています。


今、ここに来てはじめて気づくことがあったり、また新しいアイデアが生まれたりもします。

こうやって今日から5年後には、また今は想像もできないような未来になっているんだろうなとすでにワクワクしています。


そして、その先に

日本の棒高跳が「世界で一番になる日」が来ると信じています。


2022.12.31. 

NPO法人ボウタカ

代表 米原 博章




いつも活動へのご理解とご支援、誠にありがとうございます!

NPO法人ボウタカは皆さんからのご寄付・ご支援に支えられています。


全てのボウルターの「もっと高く跳びたい」を叶え、棒高跳を通じた喜び、感動、そして成長する機会を創造するため、NPO法人ボウタカは、今後も様々な活動を続けてまいります。


今後も、日本における棒高跳の普及、発展を目指し、活動を継続的かつ着実に前進させるためにも、資金面でのご支援が不可欠となっております。


以下のリンク先より「ご寄付」を受け付けております。

企業や団体、個人の皆さま、ご理解とご支援のほど、何卒よろしくお願いいたします。