Thank you 2022!!!!!
2022年は私達家族にとってとてつもなく大きな変化の一年でした。
日本で音大を卒業後すぐから18年間海外で暮らしてきた私にとって、18年ぶりに日本へ生活を移すことは賭けでもあり、でも子供達や私たち夫婦の未来には絶対に必要な選択でした。
2年ほどの帰国準備期間を経て、どうなるかわからない大きな不安と少しの期待、そして絶大なる自分の国で暮らせるという安堵感で7月末に帰国し、とにかく目の前のことを一つずつ慣れない日本のシステムや日本語の書類の山と戦う毎日でした。
海外ではとにかく何もかもスムーズに進まず、日常の一つ一つがストレスとなっていましたが、日本ではそういった詰まらないストレスから解放され、行き届いた日本の保育園で子供達はしっかりのびのびと教育を受けることが出来、沢山の美味しい新鮮な食べ物やどこでも溢れる自然、そして近くに家族がいる安心感と幸せは何にも変えられません。
カタールの国立オーケストラ団員時代に積もり積もった子供達ともっと一緒に、自由に自分自身の選択で働く働き方をしたいという私の願いも、日本へ帰国するという決断をし、コロナ禍でひとつの業種しか働ける選択肢がないということに危機感を持ち、40歳から多様性を持つ働き方へシフトできた事は勇気がいる決断ではありましたが、間違っていなかったと胸を張って言えます。
(現在は本業のヴァイオリニスト業を中心に、ベビーマッサージ講師、ママフォトグラファー、着付師としての仕事をしております。)
カタール国立交響楽団を退職すると決めた時に、正直もうヴァイオリンを演奏する仕事からは引退しようと本気で考えていました。海外で長く働く、生活していく上での大変さやストレス、またやり切ったという気持ちも非常に強く、残りの人生全く違う世界に飛び込みたいと強く思ったからでした。
でも沢山の友人や家族の力でその考えを改めさせられ、今こうして日本でも少しずつ演奏の仕事依頼を頂くようになって参りました。大学卒業後すぐに海外へ行ってしまった為、日本のクラシック業界で自分が何をできるのか?必要とされるのか?今まで私がやってきたことは他の場所でも通用するのか?認めてもらえるのか?本当に自信もなく、疑問だらけの中、沢山の新しい出会いとご縁に恵まれ、また演奏をすることへ導かれました。
日本の優秀な音楽家の皆さんと、そして昔からの音楽仲間達とプロとしてまた繋がり始めていることに心から幸せです。そして私にお仕事依頼をくださる皆様、心から感謝します。
2023年も既にいくつか演奏依頼を頂いてきます。(出演スケジュールに随時Updateしています!)どんな新しい出会いがあるのか、どんな企画に関わらせて頂けるのか、楽しみで仕方ありません。またヴァイオリン以外のお仕事も、もっと幅広く展開させていきます。
2023年も私は止まりません!ウサギのようにぴょんぴょん飛び回りたいと思います!
山本留梨子と私達家族を宜しくお願い致します。
そして皆様にとって健康で、幸せ溢れる飛躍の一年となりますようお祈りしています。
2022年12月31日 山本留梨子