そしたらお客さんはいっぱい来るのか
「女性はダメでフェラーリはいいのか。そもそも車はイタリア語で女性名詞なんだが」みたいな記事を読んで、生きるの死ぬのって場面でとにかく女ダメーなんて相撲協会の爺さまたちもどうかとは思うが、なぜにそこでイタリア語?とちょっとこじつけて騒ぎたいだけっぽい気配を感じたところに見つけた「バンディエーラ(旗)やカルツェ(足袋)も女性名詞。何ならヴィットーリア(勝利)もペルソナ(人)も女性名詞だから、そもそも勝っちゃダメだし、それどころか土俵に人が上がっちゃダメじゃん。」みたいなツッコミがやっぱり好き。
いやね、ツイッターで流れてくるつぶやきをたまに読むと、140文字制限の中でピシッとまとまるツイッター独特の言葉の使い方ってのがあって、それがなんちゅーかこう、俳句や短歌の五七調にも似た美しさを醸し出すというか。
そして時にクスっと、ゲラゲラと笑わされるあのセンス。ツイッター民の中には大いなる才能が埋もれてます。
でも、雰囲気だけ真似して書いてみたけど248文字。ぜんぜんダメじゃん_| ̄|○、
ちなみにブログ記事のシェア以外でつぶやいてみたのはまだ一回だけ。こう見えてけっこう小心者のおいちゃんですこんにちわ。
さて。
書きたいことが他にもいっぱいあるのに、見ればまたマリオ@ファルコンがいいネタぶっ込んできとるもんだから拾わざるを得ない。(笑)
ほんとに、ツボにビシビシ来ます彼女の言うこと✨
札幌の場合、ダンスホール・パブの経営者というのはほとんどダンス好きが高じて何となくお店やってみましたーくらいの人が多い。語弊を恐れずに言えば、素人経営だなあと、素人のおいちゃんが見ても思っちゃう点が多々。
経営者が弱気になると、まず気になるのが目先の数字。明日のお客さんの入りですね。
そして客が減った対策としてまず逃げたくなるのが、安易な値下げ。安くすりゃ人が入るだろうという誘惑は解らんじゃないが、そりゃ海で喉が渇いて海水を飲むようなもんだ┐( ̄∇ ̄;)┌
勝算のない値下げをするくらいなら、何らかの付加価値を加えて値上げの道を模索するべき。もしくは早めに見切りをつけて撤退するのが吉。
そして、これらはいずれもダンス界ではすでに起こっていることなのだ。
そのあたりのことを書いた「フロアが消える日」は、けっこう多くの人に読んでもらったようで、先生たちからのリアクションが多かった覚えがある。(ダンスホールからの反応はなかったケド(^^;)
どーすりゃいいなんて答が解れば苦労はしないけれども、おいちゃんはマリオ@ファルコンのスタンスに一筋の光明を見る。
…
そのお店のお客様の入りを気にすること自体がプロだと思っています。
そして、営業もしてくれるよ。来る来ない別にして笑勿論スタッフ皆気にしてくれてるとおもうけども。
当たり前だとおもうでしょ?
実はそうでもないかも。自分のチャーターの予定をうめるのもダンスパブではかなりの強大な力となりますが、それだけだと所詮個人営業なり。
…
でも、falconにはいないけど、個人営業ばかりでお店の事を気にしない、周りを見ないスタッフってお客様に好かれてもスタッフには好かれない。
…
他店なんかに行くとたまに、あからさま人気スタッフ?笑が、います。
ま、仕方ない。上手いし、踊ってみても人気出るのわかる。しかし、頑張っているのにトライアルが売れなかったりするスタッフがいるのももちろん現状ある。まあ、当たり前の世界ですがね。
でもね、それみると悲しくなってしまう時がある私。
だって、そのスタッフたちが人気スタッフの引き立て役やんかっ!笑毒舌すまん。
じゃあ同じレベルのスタッフ集められるのかいっ。そしたらお客様は毎日ダンスパブに溢れるのだろうか?笑
…
経営者として、お客さんを連れてきてくれるチャーターや人気スタッフがありがたいのは当たり前です。ただ、目先の数字を上げるためにそこに頼り切ってしまうことの危険性を、ほとんどの経営者は考えもしない様子。
どこに書いたか忘れましたが、おいちゃんにも若い時がありました(笑)
当時はアマチュア規定ってのがちゃんと効いていて、学連のアルバイトが厳しく禁止されていたこともあり、若いアルバイトのダンサーさんが他におらんかった上、お客さんの平均年齢も40代と若く元気いっぱい。
そらもう売れっ子っちゅーか入れ食いっちゅーかあーた┐( ̄∇ ̄;)┌(笑)
世間を知らん若いのは、その気になるんですよ。自分が客を呼んでやってる、お店の中でいちばんモテるって、図に乗るんです。
…あ、記事見つけた。
これこれ、図に乗ったおいちゃんが叱られた話。
「お前はバカか」
お客さんより若くて踊れりゃモテるのは当たり前。しかし、お前がいいカッコできるのはこの「場」のおかげなんだぞ、と。
「場」という言葉を使ってます。
昔なら、まだそれなりに多かった男性のお客さんの顔を潰すなという話は、今のダンスホールの昼間の営業では、そのままスタッフ同士の関係に置き換えることができるでしょう。
マリオは、目先お客さんの数を増やしてくれるであろう「あからさま人気スタッフ」ひとりの力より、スタッフみんなの作り出す空気を大事にしています。
何ならお金を使ってくれるお客さんであっても、場の空気を壊す人に対しては堂々とNOを突きつけます。
スタッフに経営者感覚を持てというのは土台無理な話。しかしそれでも、スタッフ同士、お客さん同士が張り合うような殺伐とした空気の中、なんぼ力いっぱいキレイに踊っても楽しくないって、ぜったい(笑)
再度引用します。
じゃあ同じレベルのスタッフ集められるのかいっ。そしたらお客様は毎日ダンスパブに溢れるのだろうか?
他のダンスホール経営者のみなさん、今なら教室もフリーダンスとかやるから同じかな、この辺のマリオ感覚からは学ぶものが多いんじゃないでしょうか。いやホントに。
※マリオちゃん、文中呼び捨て失礼~(^^; 語感からどーしても「マリオさん」は合わん気がして(笑)
踊る出逢い講座がお世話になっとるダンスホール一番館の現経営者・ヒゲ大魔神。口下手でちょー頑固、武骨な昭和のオヤジ。
写真は一番館のFBページから無断で引っ張ってきました。
あとで怒られるかも(笑)