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海住さつき.com

私の人生を変えた二つの震災 ①阪神淡路大震災

2018.04.13 13:03

こんにちは。海住さつきです。

今、振り返ってみると、

私には、人生の転機が二つあって、

どちらも震災がきっかけでした。


1995年1月17日の阪神淡路大震災が起こった朝、

私は三重県から、岡山へ出勤しようとしていました。

当時、進研ゼミで有名なベネッセコーポレーションの岡山本社に勤務しており、

同時に、

土日は津市で塾を経営していたので、

金曜深夜に岡山から津へ帰宅し、

月曜の始発で岡山へ向かう生活をしていたのです。

いつも通り、近鉄で鶴橋まで行き、

環状線に乗り換えようとすると、

JRへの乗り換え口が閉鎖されていました。

まだ原因はよくわからないけれど、

ただいま不通となっており、

本日中に復旧のめどは立たない旨の張り紙がされていたので、

やむなくUターンし、

自宅に戻りました。

これは一週間、出勤できないかな、困ったなあと思っていたら、

テレビにモクモクと煙があがり、がれきの山と化した神戸の街が映りました。

これは、当分、岡山に行くことはできない、

そう瞬時に悟り、

次に考えたことは、

生徒のことでした。


地震が起こった17日は、

センター試験の直後で、

つまり、

受験真っただ中。

これから、私大入試、国公立二次試験と続いていく中で、

生徒を放り出すわけにはいかない。


JRは不通になったかもしれないけれども、

飛行機を使うなどして、

何とか岡山まで移動することはできるだろうが、

毎週往復は物理的に無理だろう。

だったら、

会社員と塾経営の二足のわらじをはくのはもうやめにして、

どちらかを選ばなければならない。


会社は好きだった。

仕事はおもしろいし、

本社が東京に移転するから、

東京転勤の話もあった。

週休二日だし、

ボーナスもらえるし、

勉強もさせてもらえるし、

何一つ、不満はないのだが、


目の前にいるたった一人の受験生のため、

塾専業になる、

そう決めた瞬間でした。