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『人口18万の街がなぜ美食世界一になれかのか』を読了

2023.01.01 07:56

街の成長に必要なのは、個人のパッション!

とにかく、パッション!パッション!パッション!と、本書の最後にはパッションが何連発も出てきましたが、新しい何かを生み出したり続けていく原動力がパッションであることは間違いありません。

2023年最初の読書は『人口18万の街がなぜ美食世界一になれかのか 〜 スペイン サン・セバスチャンの奇跡』でした。

バルセロナに住んでいたスペイン通の高城剛さんの本なので、サン・セバスチャンの話だけでなく、バルセロナや南スペインの話などもふんだんに出てきて、スペインの歴史や文化が広く学べる本でした。

そして、この本、、、、今から10年前に書かれたものですが、日本の地方創生に関わる方々にとってのヒントに溢れていました。

日本の地方都市が同じようなことをどこまでできるかは分からないけど、でも、それこそパッション!パッション!パッション!で取り組めば、同じように面白いイノベーションが起こせるような気がしています。

「ただ、一方で「パッション」だけではどうしようもありません。二つめに大切なことは、「世界の中での自分たちを知る」ことです。地元の魚や食材が美味しいと思っている人は、どこにでもいます。」

とも書かれており、、これもまたそうだなーと思わされました。

世界各地・日本各地で「ここにはこんな特産がある!」とか「ここはこんな良さがある!」と聞きますが、そもそもそんなふうに言う人たち自身がどこまで世界を知っているのか⁉️

だって、ほかの街でもみんな同じようなことを言ってますから・・

だからこそ、もっと世界を知りに行く必要がありますし、何よりもセルフ・アウェアネス、自分を知る必要がありますよね。

本書の最後には端的に次のように書かれていましたが、この言葉を胸に地方創生に取り組むことで、世界の人々を魅了する街ができるんじゃないかなーーー(と思いたい。)

世界を知る。
そのうえで己を知る。身の丈を知る。
古いモノを守り、新しいモノを融合させ「いま」を考える。
そして、オープンな姿勢で、多くの者とシェアしていく。

新年早々、良い本を読みました。