2022年の営業を終えて・・・。。
2022年6月18日にオープンを迎えたMoeL
2022年の年内の営業を終え
半年間とは思えない程
MoeLでの濃密な時間を
過ごす事が出来ました。
関わって頂いた皆様にまずは感謝申し上げます。
正直言うと、
オープン前には1年程の時間をかけて
MoeLというサロンの認知度や信頼度を
少しづつ上げて、
1年後には予約枠が埋まるように
ご来店頂けるお客様に真摯に向き合い
地道にMoeLを
育てて行こうと思っていました。
それが良い意味で覆され
猛烈なスタートダッシュのまま
半年間が過ぎてしまいましたwww
当初の想定を完全に見誤りました。
美容師として25年以上になりますが
福岡大名という地でやってきたので
MoeL(対馬)での
料金設定やメニュー展開、営業時間など
本当に悩みました。
実際、オープン前には
対馬でこの料金は高いのでは・・
というお声も頂きました。
しかし
僕の信念としては
福岡のサロンでも同じですが
値引きは絶対にしない。
値引きをするという事は
今までの自分を否定すること。
自分が培ってきたものに対して
ほんの少しでも後ろめたさ
みたいなものがあるとすれば
値引きなどに対して
躊躇いなく受け入れる事が出来るものだと。
ただ値引きが全て悪いという事ではなく
先を見据えた意図ある値引きは
勿論、戦略のひとつとして
有効な場合もありますが、
値引きをした価格でないと
集客出来ない状態に陥ったり
値引きして集客する事が
当たり前になってしまったら
そこから抜け出す事は容易ではないからです。
周りに合わせて自分の価値を
変動させるのではなく
自分の価値が認められるまで
自分を高める努力をし続ける。
もちろん覚悟が必要ですが・・・。
仮に料金が高いと思われたのなら
それは単純に自分が見定めた自分の価値の
低さを認め、
料金に見合う価値へと
引き上げなければいけない。
自分自身の価値の引き上げに
日々、向き合い向上しないといけない。
カット料金高くない!?
と言われれば、
カット料金を下げるのではなく
カットの価値を引き上げる努力をすればいい。
集客出来ないのは価格でも立地でもなく
自分の価値の低さだと
認識し受け入れる事からしか
何も改善されないと思っています。
実際、キャリア年数と勉強量が
反比例しているケースをよく見かけます。
これは美容師個人としてでもあり、
サロンとしてでも同じことが言えるなぁと。
キャリアが浅ければ
意識しなくても問題が嫌でも降りかかってくる。
逆に
キャリアを重ねれば
降りかかってくる問題は減り
自らが意識的に問題を
見つけ出さないといけなくなる。
僕個人としては前者と後者の中間くらい、
MoeLというサロンとしては完全に前者。
これは福岡であろうが対馬であろうが
場所で変わることはない。
この半年間で
本当に多くの問題が見つかり
正直焦っておりますwww
ただ、
改善さえすれば良くなる事は
完全にわかっているので
楽しみでもあるんです!
まだまだMoeLとしてのビジョンは
やりたい事だらけで処理しきれていないので
ちゃんと頭使って
やらなくちゃいけない事に
支配されるのではなく
やりたい事で満たすよう
努力し続けます!
そして忘れてはいけないのが
ブライターステップス の存在です。
MoeLは美容師である僕と
児童発達支援施設のブライターステップスとの
コラボサロンであるということ。
MoeLにはユニバーサルサロンを確立する
というミッションがあるんです。
障害があろうが無かろうが
同じ空間で同じサービスを提供すること。
ブライターステップス の皆さんの
努力には驚かされたし
僕自身、本当に勉強させてもらいました。
むしろ僕は
ある意味、ただカットするだけで
特別なことはしていないんですが
それが出来ているのも
ブライターの皆さんが
事前にたくさんの時間をかけ
子供たちとの信頼関係を築き
子供たち一人一人の特性を見出し
その子に合ったアプローチで
どうすれば美容室で
一人で座って安全に
カット出来るようになるかという
準備をしてくれているお陰です。
今まで美容室には行きたくない
髪の毛切りたくない
そんな子供たちが
カットさせてくれて
ヘアスタイルを通して
新たな自分の発見をし
『自分一人で出来た!』
その自信を実感し
『また切りたい!』
という今までにはなかった
新たな感情が芽生えた姿は
まさに MoeL なんです!
????
というのも
MoeL モエルというサロン名は
日本語の『萌える』から付けたんで。
『萌える』には本来
【芽吹く】という意味があり
MoeL というサロンをきっかけに
子供たちや対馬の方たち、
サロンにお越し頂く全てのかたに
ヘアスタイルを通して
何か新たな感情の芽吹きになるような
サロンでありたいと願っているからです。
たかがヘアスタイル
されどヘアスタイル
そんなヘアスタイルであっても
日々の生活に彩りをもたらしたり
人生の転機になったり
思っている以上にその価値は大きく、
そのヘアスタイルの価値を
技術と共に提供する事が
僕の出来る役割だと認識しています。
まだまだ出来ていない事だらけですが
MoeL を訪れることが
皆様のちょっとした
幸せの一部になれれば幸いです。
2023年もどうぞ宜しくお願い致します。
MoeL
salon producer