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tone and play

ドラム同質

2018.04.14 07:14

今日は初めてのお友達が体験レッスンに来てくれました。可愛らしいもうすぐ4歳になる女の子です。


ピアノを弾いてたり、ピアノの音に合わせて歩いたり走ったり。

楽しんでくれていて、私もとても嬉しい時間でした。





ピアノの横に置いてある、フロアタムに気付いて

『これ! 叩きたい!』

と、言ってくれたので、ドラム同質をすることに。






ドラム同質というのは

太鼓を挟んで対面に立ち、マレットを持って太鼓を叩くというもの。
一方は自由に。もう一方は真似をして叩きます。






『叩いていいよ』と言うと、女の子はマレットで太鼓を叩きます。私もすぐに真似をして叩きます。

テンポ・マレットを持つ手・叩く時のマレットの上がる高さなど、見た目まで一緒になるように。


太鼓をたたく中で、女の子は自分の音に気付きます。マレットが振動で動くことを発見すると、叩きながら『ほら!面白いよ!』と言いたそうに、私を見てくれます。

私も真似をして、マレットを振動に任せて連打します。


次は私が少しずつ音を、小さくしていきます。女の子は私の音に気づき、真似をして音を小さくします。


女の子が私の意図に、気付いて合わせてくれていることが分かったので、音を少しずつ大きくしていきます。

大きくしていくときに   同じだな  と感じた瞬間、女の子はこちらを見てニッコリ笑ってくれました。



大きくなって盛り上がってきたので、最後は私が『せーの』というと、


♩ 


という一打で、ピッタリと終わることが出来ました。


お母さんや一緒に来ていた妹ちゃん、私からの拍手をうけて、女の子は嬉しそうに太鼓を叩き終えることができました。






ドラム同質。






何が面白いのか?

何に感動したのかと言いますと、、、







最初は一人で一生懸命叩いていた所から
相手の音に気付き
相手に合わせ
合ったことを楽しみ
一緒に終わることで、一緒に出来たという達成感を得られました。





太鼓を叩いたわずかな間の中で、気持ちの変化が見え、柔軟に対応してくれました。

言葉を交わさなくても、ノンバーバルにコミュニケーションを取ることが出来ました。

生きていく中で大切な力だと思います。






こんな体験、日常の中で、見つけようと思ってもなかなか目撃できません。

それが、太鼓という楽器を通して楽しみながら、見る事が出来るのです。




きっと、お友達のこともよく見ていて、優しい子なんだろうなぁと思いました♫




改めて音の持つ力・子どもたちの力に感動した時間でした。