のぼり✕裂き布✕布ぞうり in 岐阜・善光寺大門まるけ
本日の善光寺大門まるけは、みんなで一緒に”布ぞうり”を作るワークショップ開催します!
岐阜善光寺・弘法堂(絵本市をしてるホールの、上の階)にて、
11時、開店です! (10時からは、御護摩タイム。)
風習復活!? お寺の布ぞうり。
いまは見られなくなったそうですが、その昔、菩提寺から門徒さんへ、新品の草履(わらじ)をお贈りする風習があったのだそうです。贈られた方はご親族のお棺にその草履(わらじ)を入れ、故人を見送ったそうな。
「そんなこと、もう一度やってみてもいいのかなぁ、なんて......」
そうつぶやいた、岐阜・善光寺ご住職の声に、ぎふのふが乗っかりました!
“ワークショップでリバイバル(復活)、させちゃおう!” と!
いそいそと準備しました。 人生初!という方でも、すぐに草履(わらじ)が、編めちゃう本。
(図書館は、知の宝庫!! ネットで買うより便利な点は、その日に行って、中も見て、その場で持って帰れるってことですね!)
つくりかたの説明本て、ひとによって、わかりやすさが違いますよね。
あるひとには右の本がわかりやすいのに、別のひとには真ん中の本と左の本が詳しくて好き、とかいうことが、どうやらある、様子。
でも、作り方の基本は、だいたい同じ。
ちょっと迷った時は、自分に合いそうな本で、確認してみましょう。
もちろん、居合わせた方に聞いてみるのも、good!
そして、7年に一度、積まれていく大量の幟(のぼり)
一方、日本全国にある「善光寺」で一斉に行われる善光寺御開帳の儀。
その時期は、こんな幟(のぼり)が随所に立ちます。
いつもお世話になっている方々から贈られるものだそうです。
でも、この幟(のぼり)、一定期間を過ぎると、引き揚げられて、その後は倉庫の奥へお蔵入り、になることが多いんだそうです。
7年に一度のこととはいえ、なかなか使い途もなければ、この生地のしっかりした布は使われないまま、タンスの肥やし状態になる一方。
それを、常々、”もったいないなぁ” と感じていたというご住職。
そこへ、先月、善光寺大門まるけに初出店したワークショッパー、ぎふのふが、
なにやら衣服や古布を裂いて、織り物をしているモヨウ......
ご住職の頭の中で、カチッと何かがハマったようです。
「幟(のぼり)を裂いて、布ぞうり作ろう!」
......と、説明が長くなりましたが、そういうふうにして生まれた企画です!
ご興味ある方、お時間ある方、ぜひお立ち寄りくださいませ。
編んだ布ぞうりは、「お持ち帰りいただいてもいいかなと思う......」(ご住職談)とのことです!
編むのはニガテだな、ってひとは、幟(のぼり)を裂くだけでもOKです!
大きな動きで、ストレス発散になるかも!?
(A)
おなじ時・おなじ空間で、顔見合あわせて、額を合わせる距離にいるなら、
相互に、そして気軽に(←コレ重要ポイントですよね!)、相談できちゃう空間を、
ぎふのふは、つくりたいと思っています。
ぎふのふのイベントがいつも、講義形式じゃなく、ワークショップ形式なのは、
インタラクティブで、やりとりする情報の圧倒的な多さ、即時性の高さが心地よいから。
なんなら、今日初めて作るものでも、みんなでやいのやいのしてるうち、
その日のうちに仕上がっちゃう、そんなこと。
一方、ネット上の相談サイトで相談しても、ひとりで始める手仕事モノって、そうカンタンには終わらないですよね。
画面に向かって聞いている質問の裏で、何倍もの情報を自分で調べて、
自分一人で乗り越えなきゃいけないことがあったりする。
”ちょっと聞いてみただけ”、そんな「気軽」さが許されないことが、往々にしてあるようにも思います。
生身の人間同士が、膝付きあわせて、ときに世間話とか今日の夕飯のメニューの話とかしながら打ち解けて、
わからないところを、『気軽に』聞き合える、手元を見ながら説明し合える、納得する。
そうして知見が共有されていくことこそが、ワークショップの醍醐味かなと思うのです。