新年ご挨拶

　本年もよろしくお願い致します。

　昨年はロシアのウクライナ侵攻に始まり、資源高や円安が企業環境、生活環境に大きく影響しました。中国の膨張主義が東アジアの平和にも影を落としました。一方国内では、堅調な経済復活に相反してコロナ感染はまたまた収まらずに年が明けようとしています。

　明るい話と言えば、ワールドカップサッカーで大方の予想を裏切りグループ予選を首位突破したことくらいだったでしょうか。

　さて、人材の質が企業間の差別化を決める時代になってきたと思います。ただ企業内でレベルアップを図る手段というのは限られていて、いくらビジネス知識を深耕させたとしても、OSに当たる基本的な人間力が備わっていないと、継ぎ足したアプリ的な知識は活きないことも実感しています。このOSに当たる部分は、それぞれの家庭での教育と、幼児期から社会に出るまでのの学校生活や社会生活における本人の正しい試行錯誤を通して得られる物事への真摯さ（integrity)によることを強く感じました。産業界での人材支援はもちろんのこと、学生時代での育成機会に関わりたいという気持ちが益々強くなってきました。

　ふとしたきっかけから、土居健郎先生の「甘えの構造」を読みました。とても難解ですけど、日本人的な思考の根底に「思いやりのあるポジティブな忖度」があるのは、国民として豊かなことだと感じつつ、それを現代でいう「甘え」に変わらないように自分を律していかなければならないのではと、考えながら読ませていただきました。

　キャリアカウンセリングも受け付けております。ご要望の折には、遠慮なくメールにてご連絡いただければと思います。

　本年もよろしくお願い致します。