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マヤ

『W旦那+(プラス)』番外編⑳ 三代目妄想劇場

2018.04.14 23:00

翌日の朝、剛典と理愛が二人で乃愛を迎えに来た。




理愛「お世話になりました。ご迷惑だったでしょ?」





隆二「いや、賑やかで楽しかったよ」





隆二は嘘をつけない。





きっと笑顔も引きつっていたかもしれない。





剛典「乃愛、また隆二さんを困らせる事言ったんじゃ?」





隆二「大丈夫、何も言ってないよね。乃愛」





隆二が乃愛のほっぺをツンツンした。





剛典に抱かれた乃愛はニコッと笑って言った。





乃愛「たぁくんのパパは、臣たんのお嫁たん」





隆二はドキッとした。





「乃愛…」





剛典「もう…このおませさん…誰に似たんだろ?」





剛典が困った顔をして理愛に視線を送った。





理愛は優しい母の笑顔を見せて言った。





「大丈夫。乃愛は賢い子だから、その内ちゃんと理解できるはず…」





剛典「そっかなぁ…ねぇ?乃愛は誰のこと好きなの?」





剛典の問いかけを聞いて、なぜか隆二の鼓動が早くなった。





乃愛「えっとぉ、乃愛はねぇ、たぁくんがしゅき」





剛典「あれ?じゃあじゃあ、誰のお嫁さんになるの?」





乃愛「んー…わかんなぁい」





剛典「昨日と言ってることが違う」





理愛「乃愛は偉いね」





理愛は全てを理解した様な笑顔で、乃愛の頭を撫でた。





理愛「じゃあ、失礼します」





乃愛「たぁくん、またね」





隆臣「バイバイのあ♡」





乃愛「臣たん、またね」





臣「ん!また遊びにおいで」





そのまま剛典に抱かれて歩き出した。





剛典の肩越しに乃愛が小さく手を振っている。





隆二(あれ?俺には何もなし?」










つづく