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私が私である為に

壊れたビニール傘

2018.04.15 09:45



橋を歩いていたら、

壊れたビニール傘をひきずって、自転車を押しているおじいさんを見かけた。


自転車の荷台に、壊れた傘の持つところをひっかけて、自転車を押して、ゆっくり歩いていた。


大きな橋なので、音が目立ち、また、とても大変そうであった。



で、ちょうどその方の横を通りかかったので、声をかけようかすっごく悩んだ。


(うーーーん、もしかしたらゴミ屋敷に住んでいて集めているのかもしれない)

(でも片付けてくれているのかもしれない、落ちていた傘を)



こういうときって、一瞬一瞬が大事だったりする。


声をかけてみよう !!




“大丈夫ですか? 傘‥”


上手い言葉が見つからず、とりあえず聞いてみた。



すると、

とても怪訝な顔をされた。ちょっと険しいような。。


(そうだよな、、急に話かけられても訳わかんないよな、おじいさんも)



“えっと、ひきずっていて、もしかして片付けてくれてるのかなって、、”



そしたら笑顔に変わって、


「橋に落ちてたから、風で、川に落ちたら大変だから、とりあえず拾って、

人様には迷惑かけちゃうけど、どこかでゴミ捨て場で捨てようと」


と返してくれてた。


そして、何回か手伝いましょうか?と聞いたが、

大丈夫、ありがとうと言うので、

私は速足でその場を後にした。




やばい、世の中って、色んな人のお陰で成り立っているんだ、

私は何を、自分の心だけに目を向けて、生きているんだろうって。


なんだか申し訳ない気持ちと、自分のことしか考えていなかった気持ちで、悲しくなった。。。



自分自身と向き合って生きるのも、大事。

でも、一つの橋を歩くのだって、誰かが作って、見えない人がキレイにしてくれて、

川も守ってくれてて。




色んな人のお陰で、私は生きてる。



食べ物も、勇気づけられる言葉も、

嫌なことだって相手がいるからこそ、自分が望むことがクリアになる。


忘れずにいよう。