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第216話:カーリヤ蛇を懲らしめる(2):ものがたり『シュリーマド・バーガヴァタム』

2018.04.15 23:06

シュリー・シュカデーヴァ・ゴースワーミーは言いました。


...カーリンディー(ヤムナー)川にある湖に

カーリヤ蛇は住んでいました。


カーリヤ蛇の火のように燃えるような毒は

常にその水を熱し沸騰させていました。


実に有毒な蒸気を発しており、

その汚染された湖の上を飛んで渡る鳥は、

その中に落下しました。


その死の湖を渡る風が

岸辺にその水滴を含んで吹いていました。


ただその毒された風に触れるだけで、

すべての岸辺の植物や創造物は死んでしまいました。


主クリシュナにはカーリヤ蛇が

どうやってヤムナー川をその恐ろしく強力な毒で汚したか

が分かっていました。


クリシュナは、

妬みをもった悪魔を征するために

精神世界から降誕していました。


だから主は

すぐに非常に高いカダンバの木のてっぺんに登って

戦いに備えました。


そしてベルトをしっかりと締め、

両腕をピシャリと打って

毒水の中に飛び込んだのです。



…つづく

(10巻16章4-6節)