しお助産院

母乳量を増やしたい

2023.01.04 09:27

新年明けましておめでとうございます。

助産院へ年賀状を送ってくださった方々、ありがとうございました🙇‍♀️


今日から助産院も仕事始めです。


さっそく今日来てくださったママは

先月、産後2週間ごろに初めて来られました。

「なるべく母乳で頑張りたいが

乳首が痛いし、うまく吸わせられない…」

と、涙がポロポロ。

乳首も傷だらけでとても痛々しかったです。


授乳の姿勢を整えて、赤ちゃんの吸い方を練習し、

赤ちゃんはとっても上手に吸ってくれるようになったのですが

乳首の傷はなかなか完治せず。


母乳量を増やしたい時は頻回授乳をすすめます。

赤ちゃんが吸ってくれると母乳を出すホルモンが働き、

おっぱいの中が空っぽになればなるほど

母乳をつくろう!と頑張ってくれるからです。


しかし乳首が痛い時に頻回授乳は厳しいです。


ママにはまずは乳首を休ませることを最優先して

頻回授乳のかわりに

痛く無い程度に自分でしぼっておくようにお願いしました。

"痛み"は母乳を出すホルモン値を下げるので

痛みを我慢し続けることは良くないです。


頻回に直接吸わせることが難しいので

「これから母乳量が増えるのかすごく不安」と

今日もおっしゃっていましたが

母乳量を測定するとママもビックリ!

けっこう飲めてる〜☺️❗️と喜んでおられました。


母乳育児が全てではないけれど

母乳で育てたい、その思いに私も寄り添いたいです。

できれば痛くなく、つらくなく。

母乳育児がしんどかった、だけの思い出にならないように。


帰り際に

「母乳をよく出すには頻回授乳以外にどうしたらいいですか?!」

と、やる気スイッチが入ったママ。


しっかり食べて、授乳が終わったら寝る。


これに尽きると思います。


「朝ごはん、おかしを少し食べただけです…」

と、おっしゃっていました。

そんなママ多いと思います。


夜中も何度も起きているのでお腹が空いてるはずです。

低血糖になるとイライラしたり不安になります。

夜中も小腹が空いてたら授乳おわりに何かつまむといいです。

そしたら気持ちも楽になるかも。


食べたもので母乳は作られます。

睡眠をとることで母乳をつくるホルモンが働きます。


里帰りがおわって自宅に戻れば

家事をしなければ、育児もしなければ、

なんでもこなさないと!と頑張りすぎるママが多いです。

どこかで手を抜いてくださいね。

まずは自分の体を大事にしてください。

それから赤ちゃんのこと。

他のことは誰かに頼って任せてくださいね!


少子化まっしぐらの世の中ですが

今年も新しい命は生まれてきます。

妊娠、出産、育児のなかで

迷ったり、不安になことはご相談くださいね。

今年も元気にお待ちしてます!