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私たちの物語 #6~ざわめく森~

2018.04.17 03:30

あれは...パパリモとイダ?

なんなのこれ...私は何を見ているの...

再生の根株...これはあの時の2人の行動?過去を見ているの?



「うぅ...」

強烈な眩暈から解放されると、私の意識はウォーレン牢獄に戻っていた。

「どうしたの?ボーッとしちゃってさ。」

イダに声をかけられた。さっきのことを聞いてみるか?

「うん、道士は大丈夫みたいだ...」

と、思ったがパパリモにさえぎられてしまった。

「この儀式は非常に重要なものなんだ。」

「僕たちは道士を連れて戻るよ。他の道士たちにすぐさまにでも儀式を続けてもらわないと。キミは入り口の隊士に報告してくれないか。」

「ああ、そういえば、紹介がまだだったな。僕はパパリモでそっちのうるさいのが、」

「私はイダ。パパリモと組んでこの辺りを調査してる博物学者ってこと。よろしくね!」

博物学者...パパリモはともかくイダは甚だ信じられないな...。

「イダ、手伝ってくれ。」

考えてるうちに二人は道士を連れて行くところだった。

「きみは...もしかして...。いや、なんでもない...」

なんだろうか?...もしかして、私のあの眩暈の原因を知っているのだろうか?

だったら、教えて欲しい...しかし、二人は道士を連れて行ってしまった。

「とりあえず、私も仕事を終わらせるか。」



隊士に連絡をし、グリダニアへと戻ってきた。とりあえず、仕事はおわりだ。

疲れた。カーライエンカフェに顔でも出すか。

「やぁ、ウォーレン牢獄では活躍したそうじゃないか。」

もう話が回ってきているのか。

「君の活躍をグリダニア中に知らせたいとこだけど、今回のことは他言無用で頼む。ゴーレムの出現はいい兆候とは言えない。今はいたずらに不安をあおることはしたくないんだ。」

確かにそうだ。名が売れないのは本意ではないが、ここで粘るのも意味がない。また、機械はあるだろう。まだまだ私は駆け出しなんだ。

「はぁ。しかし、もうすぐ祭りだというのに物騒な話ばかりがやってくるね。せめて不審者だけでも捕まるといいんだけど...」

問題は山積みか...

「ともあれ、本当によくやってくれたよ。これからの活躍にも期待しているよ。」

ああ、私もそう願うよ。