HG ガンダムファラクト
▼キット情報
・発売日:2022年12月17日
「君が僕との決闘で賭けるのは…エアリアルだ」
残すところ最終話となりました、TVシリーズ『機動戦士ガンダム 水星の魔女』から
「HG 1/144 ガンダムファラクト」の紹介レビューです。
ガンダムファラクトは水星の魔女5話『氷の瞳に映るのは』にて初登場した、エアリアルに続く2体目のガンダムタイプのモビルスーツです。
エアリアルと同じく"ガンビット"というオールレンジ武装を持ち、機動力を生かした遠距離戦法でスレッタとエアリアルを苦しめました。
パイロットの「エラン・ケレス」と共にかなり初期にデザインが公開され、その際には"ガンダム”という名前らしからぬ独特のデザインが話題になりました。
個人的には、前後にせり出した肩や腰のアーマーがないデザインが「アーマードコア」っぽいよな…と思ってたらメカデザインが元フロムソフトウェア(ACシリーズの会社)の人だったというオチでした。
キットの方はダリルダルデと同日の12/3に発売予定でしたが、2週間延期され12/17の発売となりました。
人気キットを集中させないバンダイ側の配慮という噂もありましたがどうなんでしょうか。
(実際、発売日が被ると店舗によってはガンプラ2種類の購入に制限が掛かることもあるのでありがたいといえばありがたいですが…)
前置きが長くなってしまいましたが、わりとスピード感重視で新作キットを仕上げたので軽く紹介していきます。
- 制作
ガンダムエアリアルに続いて色分けがほぼ完ぺきで、ツインアイや肩のブースターなど細かい部分も色分けされています。
シールは肩などのシェルユニットの発光を再現するために使用します。
プラモとして気になるところはバックブースターが外れやすいのと接地がかなり悪いところですが、これはもうデザイン的にどうしようもないのかなと…
アニメだと機体色は水色寄りのグレーで作画されており、成型色もそのカラーリングが上手く再現されていたのですが
悪役っぽさと関節部分のグレーとのメリハリが欲しくてメインカラーを「黒」にして以下のように全体的にカラー変更しています。
- 本体グレー ⇒ タミヤ ダークブルー
- 関節グレー ⇒ クレオス MSグレー
- 白色部分 ⇒ タミヤ メタルシルバー
- 黄色部分 ⇒ クレオス キャラクターイエローハット
エアリアルと同様、色合いは設定画からは少し離れてしまいましたが気に入っています。
他、水星の魔女シリーズのデカールはまだ発売してないので、市販の白ラインデカールを中心に貼りつつ「半光沢」で仕上げました。
▼デカール前
デカール、トップコート前の状態。
光沢ダークブルーなのでテラッテラしてます。光沢でも良かったんですが黒の光沢は映り込みや指紋などちょっと面倒なことが多いので迷った末に半光沢に…
ギミックや武装などを紹介します。
「バックブースター」
背面に取り付けられている肩アーマーを兼ねる巨大なバックパック。
ファラクトは実は肩が大きいのではなく、バックパックのブースターが大きく前にせり出している感じでした。
両肩のバックブースターは前後左右に自由に回転でき、更に両サイドの翼のようなブースターは引き出して自由に動きを付けることが出来ます。
腰や首も上下に振れるので柔軟な飛行ポーズが取れます。
ただブースターはボリューム相応の重量があるので、ポージング中に接続軸が重さに負けてすっぽ抜けることが多々あります。ポリキャップレスの弊害ですね…
ウイングブースターの背面にはガンビット"コラキ"が収納されており、取り外しも可能です。
ただ、1月発売の水星の魔女専用のウェポンディスプレイベースがないと飾るのは厳しいです。
肩装甲からは内蔵されたブースターを展開できます。
接続軸がちょっと細くて頼りなかったので、塗装派の人はあんまりガシガシ引き出してるとポッキリ逝くかも知れません。(自分は左側のブースターが逝きました)
せっかくなのでバックブースターを外した状態を。
こうしてみると同じくペイル社のMS「ザウォード」にそっくりなのがわかりますね。
「大型ライフル」
正式名称は"ビームアルケビュース"。
アルケビュースはマスケット銃のことらしいです。
簡素な3パーツ構成ですが、厚みがあり合わせ目もモールド化されてました。
「ビームサーベル」
両腕部にサーベルのグリップが格納されており、本編で見せた抜刀モーションを再現出来ます。
刀身の色は緑でクリア刃は2つ付属します。
格納部分はわりとギチギチなので、サーベル本体を塗装すると太って取り外せなくなりそうだったので塗装していません。
「僕はガンダムのために造られた使い捨ての駒だ…そう答えれば君は満足なのか?」
「意外と意地が悪いじゃないか…!」
「スレッタ・マーキュリーッ!」
「ビークフット」
エアリアルのフライトユニットを撃ち抜いた脚部に搭載されているビーム砲。
足首の関節部分にしっかりと銃口らしきもののモールドがあります。
発射時に足首を折りたたむ描写がありましたが、あれをすると銃口が隠れるような気がするんですが…
以下、適当に何枚か
初戦闘シーン。
トップの写真にも使いましたが、一番くじ水星の魔女のエランのアクリルスタンドと。
水星の魔女はMSとパイロットを合わせて飾れるような商品が多いのでありがたいですね。
既存のシリーズだと数万円のフィギュア or 全然出来の良くない食玩みたいな極端な選択肢しかないので…
~本編から~
第5話
「KP002 エランケレス。ファラクト 出る」
「ガンダムを倒せるのは…ガンダムだけだ」
第6話
「だったら勝利くらい僕にくれよ!じゃなければ……不公平すぎる!」
「鬱陶しさもここまでくれば筋金入りだよ。パーメットスコア 4(フォー)!」
「それでも…君だけは否定してみせる!スレッタ・マーキュリー!」
「君は……!?」(子供の笑い声)
この辺冷静になるとホラー過ぎるんですよね…。
最終回でモヤモヤを綺麗にしてくれるんでしょうか(多分しない)
「いたんだ、昔…誕生日祝ってくれる人。僕には何もないと思っていた」
「けど、そうじゃなかった…そうじゃなかったんだ」
「誕生日を祝ってくれる人います 私もいます」
「エランさんに何もないなんてこと───絶対にないです!」
HG 1/144 ガンダムファラクトの紹介レビューでした。
ガンダムエアリアルと同様、色分け・造形共に素晴らしく文句なしにカッコよいキットで、流石は新製品と言う感じでした。
本編での活躍シーンが思ったより少なく、1/100やMGなんかは出ないと思うので大事にしていきたいキットです。
また、来週の1/14には
- ミラソウル社製フライトユニット
- ミカエリス
- ベギルペンデ
が一気に発売されます。
水星の魔女のキットはどれもレベルが高く、ダリルバルデも買わなかったのをかなり後悔しているので、ミカエリスも抑えておきたいところ…
二期のMSキットも続々と発表されていますが、各種通販は予約開始と同時にほぼ瞬殺されてしまったので、朝一で量販店に並ぶ日が続きそうです。
機動戦士ガンダム 水星の魔女 新商品A(仮) は11話でチラッと写ってたエアリアルの改修型でほぼ確定だと思うのですが、12話で戦ってくれるのでしょうか。
個人的にはあんなにかっこいいのに全然出番がなかったダリルバルデがルブリスウルやルブリスソーンと戦ってくれるような展開を期待しています。
次はプレバン限定の「HGCE 1/144ストライクダガー」が届いたのでサクッと作ろうと思ってます。
それではまた