生業が、取材し配信すること。
みなさんが、日々、生業としてお仕事をされるように、
私の生業は、取材し、配信すること。
それが、今はお金になっているかといえば、そうではないかもしれないが、
自分の今の仕事でも、取材し(調べて)、配信することは
かなり重要なスキルであり、やり続けねばいけないことだ。
配信すること=広報活動。
これは、ビジネスの基本である。
いや、世界を整理し記述するという意味では、
人が生き続けていく上で、大変、大切なことで、
古来からリーダーは必死になり、配信をし続けてきた。
神話の誕生は、原初的な広告・配信活動である。
演劇も踊りも音楽も、宗教的な権威を保つ手段として生まれた。
配信することは、ただ単に情報を伝えるという機械的な行為ではない。
対話を生み出す元、自分のアイデンティティを確立する元、
また、夢や希望を有するための元である。
まあ、それは、大いなる影響力があればの話だが。
しかし、そう、配信を突き詰めていくと、大いなる影響力を有すことにもつながる。
これを戦略的にやれば、マーケティング的なブランディングということになる。
今まで様々なPRや販促のお手伝いもしてきたが、
ほとんどの人が、配信を続けることができない。
それは、忙しくできない、面倒ということもあるが、意外に、三日坊主を象徴するように、本質的な飽き性、集中力のなさが、かなり大きな壁となる。
せっかく決めたロゴやブランドカラーでも、1年ぐらいで平気で変える。
販促の結果が出ないからと言い、デザイナーやデザイン事務所をすぐにを変える。
ホームページやチラシイメージをコロコロ変えまくる。
どうも、そちらのほうが得だと思い込んでいる。
そんな意識だから、自分の仕事のこだわりポイントもすぐに変えてしまう。
酷い時には、同業者に寄せていく。
ゆえに、いつまでたってもブランデングも、強みも生まれない。
イメージやサービスが広告的固定をするまで、同じテンションで配信を続けること。
今の時代、キャラは濃い方(ビビット=映える)が良い。
ただ成果が見えないなら、確実に、広告イメージと実態があっていない。
いや、合わせる意識が欠如している。
宣伝効果をつかむクライアントは、実にシンプル思考の方が多い。
キャンペーンを淡々と行い、セオリーを大切にする。
そして、最終的には広告力でなく、商品やサービスの力であることを知っているから
自分は、現場仕事に徹し、広告等は、ほぼ、デザイン会社に任せる。
デザインも、シンプルで判りやすいものを選ぶ。
イメージの力を大切にする。
さて、私も、もうすこし、戦略的な配信を心がけたい。
若い方とは違い、初老の少し変なおじさんが、背伸びをしながらSNSやYouTubeをしているイメージに映るらしい。それなりにエッジにはなっているだが。
こう書くと、恣意的に見られ、興ざめされる方もいるやもしれぬが、
配信している時は、レスが少なくても、実は、本当に楽しい。
まあ、これが生業に選んだ理由でもあろう。