ミス・エジプトでフランスを代表する歌手の映画『ダリダ~あまい囁き~』は五月公開
【芸能報道】 平成三十年五月十九日にフランス映画『ダリダ~あまい囁き~/KADOKAWA』が公開される。公開規模は五十館程度を予定。本作はエジプト出身のイタリア系フランス人歌手・ダリダ(癸酉)の生涯を描く。本年で生誕八十五周年。ダリダは五十四歳で他界した。
昭和二十九年には「ミス・エジプト」にも選出。翌々年より歌手業と女優業を開始。フランス語以外にも英語、イタリア語、ドイツ語、スペイン語とアラビア語でも仕事をこなした。代表曲は「バンビーノ」や「あまい囁き」等。フレンチ ポップスとしてダリダのレコード及びディスクは一.四億枚以上を売り上げた。
作中では、“パローレ パローレ”のフレーズで日本でも大ヒットしたフランスの映画俳優であるアラン・ドロン(乙亥)とのデュエット「あまい囁き」や年下の恋人との恋愛を綴った「18歳の彼」、「べサメ・ムーチョ」等の自由奔放な恋愛を赤裸々に歌う。
一方で「わたしは病んでいるの」と、苦しい胸の内を歌った曲もある。ダリダの歌には喜びも悲しみも全てがあり、人生とは何かを教える。時代を超えても尚、観る人の心に響く、ダリダの強く美しい生き様をモデル出身で映画初主演のイタリア人女優、スヴェヴァ・アルヴィティが演じきる。六十年代から七十年代の洗練されたファッションと華やかなステージも必見だろう。
=ストーリー=
その美貌と歌声に、すべてのフランス女性が憧れ、すべてのフランス男性が恋をした―
60年代フランス。ミス・エジプトに輝いた美貌とそのエキゾチックな歌声で、フランス全土に社会現象を起こし、一躍スターとなったダリダ。ゴールドディスクを受賞し、歌手としての成功を掴んだが、私生活では数々の恋愛に悩み、愛する人との幸せな家庭に憧れ続けていた―。
出会いと別れに傷つきながらも、その経験を歌にして、ステージの上で輝き続けるダリダ。愛に向かって生きた激しく、哀しく、美しい54年の生涯に、誰もが魅了される!
=クレジット=
出演:スヴェヴァ・アルヴィティ、リッカルド・スカマルチョ、ジャン=ポール・ルーヴ、ニコラ・デュヴォシェル、アレッサンドロ・ボルギ、ヴァンサン・ペレーズ、パトリック・ティムシット
監督、脚本:リサ・アズエロス
音楽:ジャンヌ・トレリュ、ヤコ・ズィジストラ
衣装デザイン:エマニュエル・ユチノフスキー
製作指揮:フィリップ・グエス
プロデューサー:ジュリアン・マドン、リサ・アズエロス、ジェローム・セドゥ
2017年/フランス/127分/原題『DALIDA』/字幕翻訳:星加久実
©2017 BETHSABEE MUCHO- PATHE PRODUCTION-TF1 FILMS PRODUCTION-JOUROR CINEMA
画像提供:㈱KADOKAWA