初詣祈願
2023.01.06 09:27
年頭から怒りマックスのコメントになる。
昨年はヘルパーの新規雇入れが0である。どうなっているのだろう?と散々吠えまくってきたが、本当にどうなっているのであろう!いくつかの同業他社に尋ねても似たような状況だとか。介護保険制度は在宅での介護環境良化を第一目的とした制度設計になっている。施設はいわゆる保険、最終手段である。在宅介護の砦はヘルパーである。ヘルパー無しでどうやって要介護者の生活を維持できるのだろう。ヘルパーの少なさをミニ小規模多機能と言うやり方でディのスタッフを使おうという案があるようだが、ディのスタッフにヘルパー業を任せるというのだろうか、かえってディのスタッフそのものがそれを嫌って入りにくくなるのでは。結果として通所での人材不足が一段階増すのではなかろうか。
人口の減少は、第三次ベビーブームが来なかったことにより、とうにわかっていた筈である。高齢者は増え、介護費用が膨らむことは簡単な算術で割り出せていた筈である。今更財源不足を理由に介護費用を下げても納得するはずがない。単価を下げ、一回あたりの活動時間にまで制限をかけて事業所に交通費、駐車料等の負担を強いて、挙げ句に壊滅的な人材不足の到来である。
必要な分野に必要な金を入れ、結果金が動き、社会経済が潤い、なおかつ介護負担が解消され雇用が維持され、社会が安定するのである。良い事尽くしではないだろうか。何故しないのだろう。介護、保育、医療は十分に家庭経営を可能とする職域である(介護、保育は報酬を上げないといけないが)。民間に賃上げをお願いする必要もなく(しても無駄だけど)国の政策でできるのである。政権が課題とする少子化対策の解法の一つにもなるではないか。
やって頂戴よ岸田様。
令和5年1月6日