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photo life

八重山諸島 6 / 沖縄伝統建築の宿 琉夏

2018.04.20 10:30

旅行でのあらゆる手配やお店の予約は、いつもY氏に任せっきりです。

そしてハズレがありません!!


西表島唯一の道を、ずーっと走っていくと山道が拓けて小さな集落が出てきました。

人間の気配がするとホッとします。


島の端っこなんじゃないか、というところまで行くと琉夏があります。

西表島唯一の沖縄伝統建築のお宿です。

http://www.ruka-iriomote.com/index.html


緑が生い茂る素敵なお庭に、部屋も広くてなんて贅沢な空間なんだ〜と、まるで家のようにゆったりできます。

なんと言ってもテレビがない!電波もそれほど良くないのでスマホすら置いて、自然の音を存分に楽しめる空間です。心が安らぐ。

向かいは海で、少し歩くとうなり崎公園という岬があります。

ちょうど夕日が見られる時間だったので、散歩も兼ねて公園へ。

この旅で、まだ夕日を見ていなかったので、わくわくしながら水平線を眺めていましたが、この日は曇にかかって見えず…。

普段の生活で夕日を待つ時間はないので、これも旅行ならではの時間。


このあとも特に予定はなく、部屋で一寝入りしたところで今日はお宿で夜ご飯です。

あとで考えると、街灯も少ない西表島の道を運転するのも怖いし、なにより宿でのご飯にして正解でした◎


ラッキーなことに貸し切り状態。

ちょっと慣れないレストランに来た感じがしてドキドキ。お宿のご飯は、オプションで1人¥4,860(コース)で楽しむことができます◎


沖縄地方の料理は、普段聞き慣れない葉っぱを使って独特な風味がしましたが、ここのメニューはどれも食べやすい味付けでした。

石垣島の辺銀食堂同様、料理も凝っているのですが、盛り付けられる器ひとつひとつが素敵でした。

≫西表イノシシのスモーク、ミミガー、白花豆オリーブオイル

≫長寿草のとろろ焼き

≫島豆腐の月桃包み

≫近海マグロとワカメのサラダ

≫スーチカ(豚の塩漬け)とトマトの重ね焼き

≫デザート(栗の渋皮煮)


写真は撮らなかったけど、黒いご飯茶碗が手にすごくフィットして、夫婦揃って気に入りました。(HPに作品が載ってるかも)

こういうこだわりが嬉しくて器の話で盛り上がっていると、スタッフさんが西表島唯一の窯元でつくった器を使っていると教えてくれました。


台風のことを考えて、二泊の予定を一泊にしようと決めて、翌日も朝早くからツアーをお願いしていたので、スケジュール的に難しく泣く泣く断念。

これで西表島にまた来る理由ができたけど♩

ちなみに、その日本最西端の窯元は「西表焼 青烽窯」です。

http://www.iriomoteyaki.com


ゆっくりと丁寧に作られたお料理を楽しんで、部屋で食休みすると、西表島でしたかった天体観測!というか、星空撮影。

部屋にあった懐中電灯を片手に、さっき行ったうねり崎公園へ向かいます。


途中から街灯がなくなり、月明かりだけの夜道が広がります。徐々に目が慣れていくと、道に小さなホタルのような光が動いています。

少し怖くなって、懐中電灯で少し照らすとお尻が光っている毛虫でした!初めてみた!


動物の気配はないけど、月明かりだけの世界ってなかなかない。音もなく、静かな空間が広がっていて、神さまの聖域に来たような感覚になって、「すみません、神さま、星撮らしてください」とつい言ってしまいました。

普段の東京の暮らし、奈良の実家での暮らしでも得ることのなかった自然の世界で、そんな必要もないのに小声で話しながら撮影。


私がカメラ設定をしているうちに、Y氏は二度も流れ星を見たと…。結局私は1つも見れずでした。

あまりの静けさに、少し怖くなってきて、「お邪魔しました」と言って琉夏に戻りましたが、今考えるともう少しあの空間を味わってもよかったかなと。西表島は凄いです。


あまりにも満天の星空で、この日ほど広角レンズが欲しいと思ったことはありません(T-T)


この日は、翌日も早いし早めの就寝。


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