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【報告】12/18 lag上映会と講座を開催しました。

2023.01.06 17:17

12/18(日)はlag主催オンライン上映会と講座を開催しました。

前半は映画「最も危険な年」の上映を行い、後半は遠藤まめたさんにゲストにいらして頂き「トランスジェンダーの現状」をテーマにお話し頂きました。


今回、定員を超える方に参加の申込みを頂き、たくさんの方にご参加頂きました。

ご参加くださった皆さん、改めてありがとうございました。


アンケートで頂いた感想のうち、HPでのご紹介の許可を頂いたものの一部をご紹介させて頂きます。


●映画上映について

・トランスジェンダーを取り上げた映画を初めて見ました。人権問題としてのとらえ方などを知ることができ、大きな知識を得られました。


・当事者としてとてもよくわかりましたし、共感しました。この想いや社会に働きかけたいことを伝えてゆくことのエネルギーがもらえました。


・黒人、白人と公衆用トイレが分けられていたボードに驚きました。歴史の変化の中においても常にマイノリティが存在するというか、一部が社会から疎外されていることに危惧します。この繰り返しが争いを起こしかねないことに不安を覚えます。小さな少女が自分のジェンダーを親に伝えることが出来たのは親子の間に信頼関係があり、また少女を誇りに思う家族は素晴らしいです。


・”家族”を中心に語られているとも感じましたし、ノンバイナリーの視点が欠けている等あるかと思いますが、日本でも今現在トランスジェンダーバッシングが行われているのと同じ流れ、言説であると思いましたし、そういう言説を信じてしまうような人たちにも広く見てほしいと感じました。


・トランスジェンダーに対する誤解・誤った知識や、性犯罪をどうするかという問題とすり替えられていることが多くもどかしい気持ちになりました。今回は夫も誘って参加させていただきましたが、小さなことから、身近なところから、関係なくないよ、アライだよ、と伝えていきたいです。


・日本は性教育も進んでおらず、性の多様性についてもあまり理解が進まないと思っていたが、アメリカにおいても、まだ病気だとか本人が選ぶことではないと言ったような意見をする方もいらっしゃるのだなと思い意外であった。ただ、Twitterなどで、匿名でつぶやいたり、誹謗中傷をするだけではなく、お互いに顔が見える状況でも、意見をしていると言うところは、さすがだなと思った。


・冷静にしかし確実に社会を変革していく活動を継続する力をもらった気がします。この映画をたくさんの人に見てもらいたいと思いました。


・反対する人はとても大きな勘違いをしていてトランスジェンダーは全員、犯罪者のように思っているようだけど、反対する人は黒人差別は差別だともう言わなくてもわかっているはずなのに、トランスジェンダーを一緒くたにして差別するということは本当の意味で差別をわかっていないような気がしました。


・「分離すれど平等」はあり得ないの言葉に実感です。学校も、職場も、地域も…。対話は大事なので、これからも懲りることなく話し合う土壌づくりしたいです。



●講座について

・トランスジェンダーへの理解を深めてもらいました。もう男女という二元論で片付けない、多様性への視点から社会を捉え直したいと思えました。


・困り事は何か突然聞かれても、そのくらいと小さな出来事を言うのを躊躇してしまいがちです。非当事者が上から目線で助けるのではなく、誰の助けもいらずストレスなく行動できる環境、社会になっていけばいいなと思いました。


・トランスジェンダーの人口割合を知りませんでしたが、理解を深めることができました。


・「困りごとって何?」と聞かれたときに一言では説明できない、小さなことから色々とあるという話が印象的でした。修学旅行先でのお風呂や健康診断など、日本ではそもそも子どもの思いが尊重されていないように感じる場面が多いので、そこから変えていきたいなと思っています。子どもの通う小学校ではトランスジェンダーの女の子が女の子として溶けこんでいたり、幼稚園ではピンクとブルーのスモックからみんな紺のスモックになったりと、変化を感じる場面もあります。形だけにとどまらず、正しい知識を伝える機会を増やしていきたいです。


・講師とlagスタッフの方の適切でわかりやすい解説、チャットの感想を共有してゆく展開がよかったです。


・私のコメント含めいろいろな意見に回答してくださって、より考えが深まりました。ありがとうございました。


・どの分野においても言えることだが、まだまだ当事者の目線で物事が考えられていないことを再確認した。


・トランスジェンダーの現状についてわかりやすく聞くことができました。もう少し幅広い内容(医療、心理的なケア、政治的な問題など)についての話も深堀してお聞きしてみたかったです。参加された方々のご意見をお聞きできたのは大変貴重な経験となりました。


・トランスジェンダーへの理解を深めてもらいました。もう男女という二元論で片付けない、多様性への視点から社会を捉え直したいと思えました。


・私自身はシスジェンダーで、日頃は女性の立場からジェンダーについて社会における自分の立ち位置に抗っていますが、トランスジェンダーの方の公衆用トイレの利用については考えたこともありませんでした。トランスジェンダーでも生物学的な性別を示すトイレを使うという思い込みがあったためだと思います。その思い込み、知らないでいる事がどの様なジェンダーに対してであれ社会が固定観念を生み出す原因であり、その状況下で自分らしく生きる事の困難さ、苦しさを抱えている人が存在する事実が周知されることを切に願います。



●イベント全体を通して

・会員登録時の性別記入といった部分はトランスジェンダーへの理解がある無しで大きく対応が異なるのだと知りました。こういった日常的にかかわる部分から、理解を反映することが必要だと感じました。


・遅れて参加された方へのフォローもあり、また何度もグランドルールを流したり、運営の方たちが参加者すべてが等しく参加できるため、また安全な場づくりを徹底しているところが本当に素敵だと感じましたし、居心地がよかったです。ありがとうございました。


・注意深く運営されてるのがよくわかりました。


・トランスジェンダーの方が日常抱えている困難さについてもっと話を聞く時間があれば良かったと感じました。


・パネルなどの字幕も出て欲しかった


・ネットに不慣れなものには、すぐに映画に入っていくことができずどうなるかと思いました。今回、オンラインと視聴という新しい体験が新鮮でした。



頂いた感想のなかには、すべてが字幕になっていなかったことなどについても貴重なご意見を頂きました。今後開催するイベント等でも活かしていきたいと思います。


ご参加くださった皆さん、改めて本当にありがとうございました。コロナ禍でいまだ交流会もオンライン中心になり、昨年のように毎月の開催は難しくなるかもしれませんが、今後もできる限り、安心して話せる場づくりを続けていけたらと思います。