Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

はやと形成外科クリニック

意外と知らない!正しいUVケア

2018.04.18 09:35

テレビCMや雑誌、メイク方法など最近、美白を謳っているものをよく目にします

色の白いは七難隠す・・・とことわざがあるくらいなので美白に日々気をつかっている方は多いのではないでしょうか?


そんな美白を目指している方、シミ・シワ・たるみといった肌悩みを気にされている方、
今からの季節、紫外線対策が欠かせませんよー!!

一年中、美白でいるために、肌悩みを予防するために正しい紫外線対策を行いましょう♪



まず紫外線とは耳染みがあると思いますがどのように肌に影響を与えるかご存知でしょうか?

太陽の光には、目に見える可視光線と目には見えない赤外線と紫外線に分けられます

目には見えない紫外線は地表に届く光の中で最も波長が短いものだそうです

紫外線環境保健マニュアル

そんな紫外線は到達度や影響度合いなど波長によってさらに3種類に分類されています

UV-C ・・・ 酸素分子やオゾン層によって吸収されて、地表には届かない紫外線

UV-B ・・・ オゾン層などに一部、吸収されず地表に到達し皮膚や眼に影響が与えられる紫外線

      皮膚への作用が強く、日焼けや皮膚がんの原因となります

UV-A ・・・ 肌への影響はUV-B程ありませんが蓄積的にダメージが与えられる紫外線

      太陽から届く紫外線の9割を占めており、シワやたるみなどの光老化の原因となります


波長によって肌への影響は様々ですが、地上に届くUV-A、UV-Bの紫外線はシミやシワ・たるみなど肌のトラブルの原因となっています



( >o<)< 年齢を重ねたからシミやシワ・たるみがたくさんできました・・・

じつは肌の老化原因は年齢と共に身体の生理機能が損なわれていく自然老化が主な原因ではなく、約8割は光老化が原因にあるといわれています!

光老化は紫外線を浴びた時間と強さに比例するため、紫外線を長期間・無防備に浴びてしまいますとシミ、シワ、たるみが現れ、さらには皮膚がんになる恐れもあります

右の写真は米国でトラックの運転手として28年間勤めている69歳男性の写真です

左片側だけ慢性的にUV-A・UV-Bにさらされたことで非常に光老化がすすんでいます・・・!恐ろしい写真ですがケアが不十分で、紫外線を過剰に浴びつづけることでこのような肌老化が引き起こされます


( >o<)< 今日は曇りなので日焼け止めも何もしていません!

紫外線は雲によってある程度遮断されるため、曇りや雨の日は紫外線量は減少するそうですが曇りは約60%、雨は約30%、薄い雲では約80~90%透過してしまうそうです

さらに屋外では太陽から直接届く紫外線量と空気中で散乱して届く紫外線量はほぼ同程度だそうです

春夏はもちろんの事、紫外線量がとても多い季節ですが、春夏だけ紫外線対策をしていませんか?

秋冬の時期にはどうしても夏頃に比べ、日焼け止め・帽子など使用せず長時間屋外で活動をしてしまうため蓄積量としては冬の時期のほうが紫外線量が多いそうです

気候問わず、紫外線対策は毎日必ず行うことが必要です!

紫外線環境保健マニュアル



では具体的にどのような対策が必要なのでしょうか?

紫外線の強い時間帯を避ける・・・1日のうちでは正午をはさむ午前10時~午後2時の間が一番紫外線量が強まります

日陰を利用する・・・日陰の放射量は日向の50%に値します、出来るだけ日陰を利用し屋外で活動しましょう

日傘・帽子を使用する・・・帽子を着用することで約20%紫外線を減少させることができます

袖や襟のついた衣服で覆う・・・顔だけでなく身体に対しても紫外線ケアが必要です

サングラスをかける・・・UVカット機能の眼鏡やサングラスは約90%紫外線を減少できます

日焼け止めを上手に使う

以上が紫外線への対策になります

屋外での活動の際には対策を心がけてみて下さい(^○^)



最後に、日焼け止めの使用をすすめていましたが正しい選び方・使い方を詳しく説明します!

肌の光老化を防ぐためには、日焼け止めを日常的に使用することが大切です

・日焼け止めの選び方

日焼け止めを購入するときにSPF・PAと数値が必ず載っているのをご存知でしょうか


「数値が高いのが効果も高そうなのでSPF50、PA++++の日焼け止めを毎日使っています!」と言う方多くいらっしゃるのですが、実は非常にお肌へ負担がかかっているんです・・・!


まず、SPFとはUV-B(日焼け・シミなど)を防ぐ効果を示します、最大で50+の製品があります

SPFは紫外線を浴びて肌に赤み(炎症)が起きるまでの時間を何倍に延ばせるかの目安です

例えばUV-Bを浴びると10分で赤くなる人がSPF20を使用した場合、
10分 × 20 = 200分、塗らない時に比べて約3時間ほど遅らせることが出来ます


PAとはUV-A(光老化)を防ぐ効果を示します、最大でPA++++の製品があります

PAは紫外線を浴びて肌が黒くなることやシワ・たるみの防止効果を表しています

強い方から、++++、+++、++、+ の4段階に分かれます


では、SPF、PAの数値が高いものを毎日使うのがいいのでは?(゜o゜)  と思いますが

SPF・PA数値が多いほど効果が高い分、肌に対しての負担がとても強くなるんです

日焼け止めの中でも使用している成分によって紫外線の防止方法が異なります

①紫外線吸収剤

科学的な仕組みで紫外線を吸収し、熱などエネルギーに変換して皮膚細胞に浸透するのを防ぎます

紫外線を吸収したとき皮膚表面で化学反応がおこり、かぶれやかゆみ等のアレルギーや皮膚炎になる場合もあります

②紫外線散乱剤

物理的な仕組みで紫外線を皮膚表面で散乱・反射させて紫外線の影響を防ぎます

散乱剤として使用している酸化チタンと酸化亜鉛は無機化合物であり、皮膚の刺激になりにくい特長があります


紫外線吸収剤はSPF・PA数値が高いもの、ウォータープルーフタイプのものなど、一般的な日焼け止めに多く使用されていますが肌に合わず荒れてしまう可能性があります

紫外線散乱剤はSPF・PA数値が低いですが、洗顔料のみで落せる肌に優しい日焼け止めです


SPF50程度の日焼け止めはレジャーや長時間屋外での活動をされる際に適しており、通勤程度の毎日の使用にはSPF15~30程度のものを使用するなど、活動シーンに合わせて日焼け止めの使い分けをすることで肌に優しくしっかりと紫外線防止をすることができます♪



・日焼け止めの使い方

①使用量

顔全体で、クリーム状の日焼け止めはパール大2個分、ローション状の日焼け止めは500円玉大の量が1回の塗布量の目安になります

②塗り直し

朝1回塗っただけですと1日中効果の持続はできません

塗り直しの目安は2~3時間に1回をおすすめしています、汗をかいた際にも必ず塗り直しをするようにしましょう!


女性の場合、顔の塗り直しはメイクをしているので行えないという方は日焼け止め効果を含んだパウダーでのお化粧直しをされると紫外線防止効果が強まります



毎日のケアが若さに差をつけます!正しいケアをして今年の夏は白雪肌を手に入れましょう^m^