■歯科医療関係者等対象摂食障害研修会
日本摂食障害協会と埼玉県歯科医師会が主催の摂食障害研修会に参加してきました。
今回の研修会は歯科にかかわる専門職の方の参加がほとんどだったので、
摂食障害患者には、う蝕や歯周病が多く、専門的精神療法も受けずに病気を隠して歯科を受信し、葉の治療だけを受けているケースも多々見られることから歯科医療関係者が摂食障害を学び、適切な対応をすることが求められるということから、今回の研修会が開催されたようです。
まず、日本摂食障害協会の鈴木裕也先生から身近にいる拒食症と過食症という疾患について講演がありました。
拒食症はみてわかる方が多いですが、過食症の方は見た目からわかりにくく、本人が言わない限りはわからない、見つけにくいという現状があることや実際摂食障害だと報告されている患者数は本当のところ分からなくて医療につながっていない方は多いということなど、今の現状を話してくださいました。
また、拒食症と過食症の両方の病状の特徴をわかりやすく説明してくださいました。
次に日本歯科大学付属病院心療歯科診療センターの大津光寛先生から摂食障害患者に見られる歯科疾患とその特徴について講演してくださいました。
摂食障害患者の口腔内は特徴的であり、歯科の専門用語が多々でてきたので専門の方はとてもわかりやすかったと思います。私は専門的にはわかりませんが、画像などたくさん見せてくださり、溶けた歯やう蝕が多い場所などわかりやすかったです。
また、どういった対策をしてあげたらいいのか、専門医にかからず、歯科だけは来ている患者に対して歯科から精神科や心療内科へつなげるようにしていかなければならないということも強くおっしゃっていました。
こういった医療の連携はとても大切だと思いました。
摂食障害の方は病院につながることを嫌がる傾向が多いことや、まだ症状があっても、だいたいよくなったと自分で思うともう医療につながらなくなったり、行くのが億劫になっていかなくなるケースが多くあると思います。
そういった方を違う角度からアプローチして医療につなげてあげるのも必要なことだと感じました。
繋げるにもやはり、上から目線ではなく、一緒に治していこう、こちらはこのようにサポートするよというような温かい目で支えて見守って、信じてあげてほしいと当事者からは思います。
このような研修会に積極的にこれからも参加していきたいと思います。
そのためには日ごろからメンタル、体力を十分に鍛えておかなければ…と痛感してます。(苦笑)
Yuka