Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

ツキジグ HANDMADE-STUDIO TSUKI-JIG

紫外線発光 ケイムラ塗装

2023.02.21 09:00

塗装練習、実験です。


釣り人には馴染みのあるケイムラ

イカ釣りの餌木やアジ狙いのサビキなどによく使われます。



ケイムラは紫外線発光とも呼ばれ紫外線が当たる事によって発光し

ブルーやレッド、グリーン色などがあります。

※正確な発光メカニズムはもう少し複雑ですが、、、


ところで、ケイムラって蛍光紫の略らしいですね、知らなかったです。



釣り具で使われるケイムラでは青や紫の発光タイプが一般的でしょうか?

コーティングタイプのケイムラ塗料も釣具屋さんで売ってますね。


メタルジグでもケイムラ仕様のタイプもあるようなので自分用に

数本作ってみました。


まずはベースカラーを塗装。


ベースカラーによって発光具合が違うか気になったので

背と腹で違うカラーにしてみます。


モデルはスロー185g




鯖カラーに塗ります。


その後背中と腹側にケイムラ塗料を吹き付け

1本はブルーケイムラ、もう1本はレッドケイムラにしてみます。


今回のケイムラ塗料は見た目はクリアなのでベース色を損ないません👍





お次はベースカラーを変えてみます




地元伊勢湾では人気の高いアカキン





こちらも背中と腹側にケイムラを吹き付け!

同じようにブルーケイムラとレッドケイムラで!





こんな感じで2種類できました!


まだコーティングしてない状態ですが発光確認を兼ねて


ブラックライトで紫外線照射✨






綺麗に発光してますね(^_-)-☆

ベースカラーの違いはあまり影響なさそう!



その後コーティングを行い

再度確認





えっ??



ケイムラ発光がかなり少なくなってしまいました💦


ウレタンのトップコートにUVカット効果があったのか??

他の要因なのか?



塗装の段階でケイムラ塗料の吹き付けはダメみたいですね( ゚Д゚)





ならば手法を変えて

最終のトップコートにケイムラ塗料を混ぜて作ってみましょう!




次は330gをベースにテストしていきます。


330g ゼブラグローのブルーグローとスーパーグローの2本で実験。


グロー&ケイムラ仕様です。


ブルーグローにはレッドケイムラ

スーパーグローにはブルーケイムラをトップコートとして

吹き付けます。




最終のケイムラコーティングも終わり、いざ紫外線照射!!







いいじゃん!




ブラックライトを消してグローのみだと



ケイムラコーティングの影響は無いですね!




グローの上にケイムラを吹き付けるとケイムラの色が勝ります。


ブルーグロー+レッドケイムラでパープルに見えるかと予想しましたが

ケイムラレッドのままでした。




先の実験で失敗に終わったスロー185gもケイムラで再コーティング





こちらも綺麗な発光ですね👍




という感じでケイムラ塗装の実験でした!


塗装のバリエーションが増えました(^_-)-☆






ちなみに今までのツキジグシリーズの中にも

紫外線発光のカラーって実は存在していました!



いわゆる蛍光カラーで塗装されたモデルです。


釣り人がイメージするケイムラとは少し違うかもしれませんが

れっきとした紫外線発光塗料です。


今まで納品したカラーだと


松原グローⅡやブルーピンクの腹側などが紫外線発光(蛍光)塗料を

使用したモデルとなります。



試しにブルピンにブラックライトを照射すると!


ベリー部の蛍光ピンクが鮮やかに発光します。


蛍光カラーならウレタンのトップコートを施しても問題なさそう!





他にはショップ用ではありませんが。以前友人用に作成した

サイケデリックカラーのポッパーも蛍光カラーのオンパレードです。

ブラックライトを照射するとすごい事になりそうですね。








試してみたい、、、、、














という事でジグで作ってみました。




さっそくブラックライト照射!!







はいっ! アピールしかありません👍 







新しい事を試すと色々発見があって楽しいですね(^_-)-☆

日々勉強です!








余談


今回のケイムラカラーは紫外線によって発光するのですが

では紫外線は海中どのぐらいまで到達するのでしょうか?


一説には100mぐらいまで届くという説もありましたし

他の実験では海中10mぐらいで紫外線量は地表と比べ僅か数パーセントしか

到達しないという記事もありました。


海中10mで数パーセントの紫外線量であれば一般的なジギングの水深

の50m~ではほとんど紫外線は届いていない事になりケイムラの

発光は確認できない事になります。


ただ、このケイムラ発光の確認は人間の視覚の話であり

紫外線を認識できる視細胞を持つと言われる魚類には僅か0.1%程度の

紫外線でもケイムラ発光は認識できているのかもしれません。


ある有名なアングラーのテストでは水深80mでも明確にケイムラ効果

が出たとの記事も目にしました。




ケイムラにしてもグローにしてもルアーのカラーの効果にしても

すべて人間の感覚の話で魚に聞いた訳ではないので

はっきりした答えはありませんね!


魚も日によって食性や好みが変わるかもしれませんし

ルアーフィッシングの永遠のテーマですね。





上記のような事を疑えばキリがないし、信じすぎても偏狭になりやすいです。



自分は、、、ケイムラ、グロー、カラーなんてアングラーのテンションが

上がればそれだけでOKだと思っています。



「おっ!! キレイに光ってる、釣れそう!」


そんな感じで良いでしょ!



※決してグローやケイムラ、ルアーカラーの効果を否定している訳ではありませんので

 悪しからず。