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台湾いとしこいし

国立台湾博物館鉄道部園区。鉄道&歴史好きはGO!半日以上遊べる博物館!!①建物編

2023.01.10 10:15

國立臺灣博物館鐵道部園區は2020年7月に開館した博物館。

開館前、忠孝西路と延平北路の交差点に面して建っている赤レンガの建物と周辺の施設は、かなり長い時間をかけて修復工が行われていた。

その様子を見ていて、しかも鉄道博物館になると聞いていたので、ライトな鉄のがぁこさんも、ずっと首を長くしてオープンを待っていた。

そして、モチのロンで2020年の開館後すぐ、そのあともう一回、喜び勇んで遊びに行ったわけだが、そういえば、ここで紹介してなかったなと、年末年始に写真整理をしていて思い出した。

しかもね、2022年の旧正月連休にも遊びに行ってたのよ。

2022年もコロナで帰省できなかったので台北で散歩を楽しんでいたのね。

ちゃんと写真も撮ってたので、いまさらながらご紹介しておこうと思う。


さて。

国立台湾博物館鉄道部園区の敷地は、最初は清朝が1885年に弾薬や貨幣の鋳造など金属加工の工場をふくむ「機器局」という機関を置いた場所で、その後1985年に日本軍に接収され、さらに1900年に陸軍から台湾総督府鉄道部に移管され、名称も「台北工場」と改称された。

忠孝西路と延平北路の交差点の赤レンガの建物は、1918年に建設された台湾総督府鉄道部の庁舎だ。

この建物が本当に美しく、1階の交差点に面した建物正面は優美な曲線を描いており、エントランスと1階の外回廊にアーチ型が連なっているのもおしゃれ。外壁を飾る漆喰彫刻も見事だ。

1階正面エントランスから中に入ると、そこはシンプルながらも優雅なホールで、西洋風の円柱の奥が吹き抜けで左右に分かれる階段が2階まで続いている。

実直さを感じさせる落ち着いたつくりは、やはり官公庁の庁舎といったところか。

このホール左側がチケット売り場のカウンターで、右側が参観順路の入口となっている。

チケットは高速鉄道の切符のようなカード式で、改札機?に通して中に入る。

1階の展示を見て、途中の階段かエレベーターで2階に上がり、2階の展示を見ながら先ほどのロビーの真上にあたるところにやってくると、非常に優美なホールとなっている。

偉い人の執務室か、応接室とかだったのかな。若い娘さんから奥様方まで、この部屋で写真を撮っている人が多かった。人気撮影スポットである。

本館には庁舎時代に使われていた金庫室も残っていて、見学できる。

本館1階裏から外に出て、本館を裏から見るとこんな感じ。2階が木造なのがよくわかる。

外に出て本館を背にした目の前にある八角形の建物は「八角樓男廁」、すなわち男性用トイレだ。建物の様式は歴史主義建築というらしく、トイレなのになんだかとっても格調高いスタイルだ。

中央のタイルが貼ってあるところは男性の小用トイレだったところかな?

ちなみに八角楼前には博物館の開館に合わせて建てられた新築の事務棟みたいなのがあって、ここには売店と超綺麗なお手洗いがあるので、休憩するならここがおすすめだ。

本館を背にして右側の建物は1925年建設の電源室。赤レンガ造りで、この建物には駅弁風の食事を出すレストランが入店していた。

そのまま進んですぐ奥の和風建築は1934年建設の工務室。ここでは古跡の修復作業についての展示が行われていた。

この建物のの北側にぽつんとたっている三角屋根のコンクリートの建物は、1943年に立てられた戦時指揮センター、戦時中に何かあっても鉄道に指示が出せるように作られた防空壕だ。普段非公開だが、中にはちゃんと指揮所があるんだって。

防空壕前にもう一つ建物があったが、そちらは修復工事中だったので、きっとそのうち博物館の建物の一部として公開されるのではなかろうかと期待している。


このように、建造物を見て回るだけでも相当楽しい。歴史好き、歴史建築好きなら、絶対ハマること間違いなし。


だけどね、本館内の展示も素敵なのよ!

鉄道好きの人は、楽しくって何時間でもいられるはず。

あたくしは、3回目の参観だっていうのに、3時間もいたからね!!


館内の様子は次回ご紹介しますよ~!



國立臺灣博物館 鐵道部園區。鉄道&歴史好きはGO!半日以上遊べる博物館!!②につづく~



国立台湾博物館鉄道部園区

住所:台北市大同區延平北路一段2號

時間:9:30-17:00(最終入場16:30)、月曜休館(祝日・連休は開館)、旧暦大晦日と旧暦元旦休館

料金:おとな100元

※国立台湾博物館四館共通チケットもあり。前は窓口でたしか150元だったと思う。

 ネットだともっと安いっぽい。