“ 色彩の可能性 ”
“ 色彩の可能性 ”
お客様に似合ったヘアスタイルを作り、喜んでもらう。
そして再来店して頂き 担当者と信頼関係を築く。
サロンワークが主たる仕事であり、
更なる 顧客満足度を高めるために 技術(腕)とコミュニケーションの能力を磨く。
そう。
美容師は アーティストじゃないのだ。
なんて、誰が決めた?
皆、専門学校生だった時代は
『見ろよ!俺のクリエイティブ!』ばりに
自分でしか表現できない世界観を模索し、
それを表現できるのが 美容師の仕事だと思ってなかったかい?
美容師は アーティスト? デザイナー?
まぁ。この際どちらでもイイ。
“ 表現者 ”であることは間違いない。 と僕は思う。
プロの美容師になって サロンに立ち
時間が経つにつれて 想いと情熱が薄れてきてないか?
お客様に気に入って頂く為のHOW TOばかりで頭が四角くなってないか?
『俺のセンスとクリエイティブと腕一本で勝負するんだ!』って
キラキラと瞳を輝かせて語ってた夢と
ギラギラと尖ってた牙は 何処ぞに抜け落ちた?!
そんな子供染みたこと言ってられない?
いいや。僕の知っている
俗にいうカリスマ美容師や先生と言われる方達に共通している事は
みんなキラキラした目をしてワクワクをいつだって語っている。
ヘアカラーだって そうだ。
サロンにいると、やれ白髪染めだのリタッチだのと
地味な作業に 感じてしまうような仕事が多い。
色染師を語るナカムだってそう。例外でもない。
でも、日常であって“ 当たり前 ”。
日本人カラリストともなると 黒髪から始まる
“ 茶 ” の世界にドップリ浸かってしまいがちだけど・・・
トキにその“ 枠 ”を思い切って外してみる。
ルールなんて ナンもない。
キャンバスは“ 白 ”がいい。
そこに ワクワクして 感性の赴くまま色を編んでみる。
純粋に色で創るデザインを 楽しんでみる。
もっと。もっとワクワクしよう。
“ 色彩の可能性 ”をテーマに思うがままフリーハンドでカラーした作品です。
HOW TOでもない。マニュアルでもない。
“ 枠 ”のない世界で自由に発想する色。
ヘアカラーを広げるチャンスは こんなトコロにもあるのかも・・・しれませんね。
色染師ナカム こと 中村太輔