自殺者の末路
自殺をした後どうなるのか知っていますか?
日本国の自殺者は8年連続で減少しています。
だからといって自殺者0ではない。毎年の様に万単位でいる。
そして、自殺者がこの先もずっと減少の一途をたどるとは限らない。
(年齢別では未成年が唯一増加している)
学生時分に読んだ本で自殺の方法として最も多いのは首吊りだと書いてあった。
随分昔に刊行された本であったが、首吊りがトップであることは今現在も変わっていないはずだ。
⇒それは苦痛を味わうことなくスーッと逝けるからであろう。
縄が首にかかって踏み台から足を浮かせた直後、意識が遠のき気絶する。
よって、その間に逝ってしまうという仕組みらしい。
(これは大まかな説明。実際には分からないし苦痛を伴うパターンもある)
しかし、首吊り後10分以内に発見されて病院に担ぎ込まれた場合、後遺症と共に残りの人生を送
らなければならない。
そっちの方が自殺前より余計苦痛が加算されて辛くはないだろうか。
※今年の1月、評論家の西部邁さんが自殺をした。
⇒霊的視点からみた自殺者の行く末を理解していれば、入水自殺をすることもなかったのではとニュースを見て思った。
これから綴る自殺者の末路を頭の片隅に収納しておけば、縄を首にかけることも、ビルの屋上からダイブすることも、電車に飛び込むことも、入水することもないはずだ。
スピリチュアル的に【自殺は大罪】です。
(キリスト教においても自殺は罪とされる)
自殺をすれば現世での苦難から逃げられると思うのならば大間違い。
自殺をした場合、来世は今よりも辛くて苦しい人生を送らなければならないのです。
【以前よりもさらに厳しい人生が自殺者を待ち受けます】
人間界に身を置く前、私たちは霊界にいました。
その頃、自らが出身国、両親など絶対に変えることのできない”宿命”を選択してグループソウル(魂の家族)代表で現世に修行へとやってきたのです。
それなのに、己を殺し人生を自己都合でリタイアして終止符を打ってしまっては、光明差す華やかな未来は訪れません。――来世では負荷を抱えてのスタートとなります。
さらに自殺者は簡単に幽界⇒霊界には行けません。現世と幽界の狭間に存在する【幽現界】という空間を彷徨うことになる。
この幽現界は現世と表裏一体の世界です。
この世に現われて私たちが目撃する幽霊やお化けは、この幽現界にいる未浄化霊なのです。
自殺とは関係ない話ですが、霊感が高く自慢げに「幽霊が見えるよ」などと言う人がいますが、そ
の多くは【浮遊霊】や【地縛霊】など波長の低い霊を見ているのです。
(自殺者の霊もこれに含まれる)
霊が見えると得意気にしている人は、「私は波長の低い人間ですよ」と遠回しに漏らしているよう
なもの。
自分の波長が低いためにそれと同じレベルの霊を引き寄せ目視できてしまう。
波長の法則である。
●自殺者のその後は怪談本を読んでいるとよく解る。
多くの事例があるが記憶に新しいのでは20代女性の実体験。
女性が小学生時分、通学路にある1軒の家にいつも2階から外を見下ろしている中学生ぐらいの男の子がいた。その子は毎日制服で朝も夕刻も生気のない顔をしている。
男の子は女性が高校を卒業し、地元を去るまで365日そこにいたのだ。
そして20代のある夏、久しぶりに実家へ帰ろうと恐る恐る件の家の前を通った。
家は見るからに空き家になっていたが、例の男の子はまだ2階にいたのだ。
あの時と同じ制服、同じ儚げな表情で年を重ねることなく、一切の変化がない姿で。
後に分かったことだが、男の子は中学生の頃に2階の自室で首をくくり死んでいた。
彼はおそらく死を自覚していない、もしくはその土地、建物に何らかの強い思い入れ、未練があるために離れられないでいるのだと推測できる。
自殺者の霊は、自殺前後の行動を繰り返すともいわれている。
彼も肉体の消滅後、何度も何度も縊死を経験しているのだろうか。だとしたら、それはとてつもない苦しみである。
【霊には時間の概念がない】いつ終わるのかも分からない過酷な日々を孤独に送るのだ。
本来の寿命が尽きるまで……。
因みに浮遊霊は土地に縛られず自由に移動できる、言うなれば迷子中の霊である。
死後の世界を知らない、認めたくない、現世に居たい、人への恨み、後悔などのマイナス想念を抱いている状態であるため一向に成仏ができないでいる。
自殺者の霊もこのようになってしまう。
これでは霊性進化をすることが難しくなる。
江原さんが自身の書籍の中で自殺者の霊たちは異口同音に「自殺なんかしなければよかった」と、後悔していると仰っています。
⇒自殺をして喜びに満ちている霊など1体もいないのです。
生きている時はいくら死にたくなるような気持ちになっても、食事や睡眠や趣味などで1分でも1秒でも辛い事柄を忘却できる時間があるが、自殺した後は永久に悲しくて苦しい思いを感じ続けるのです。
しかも、その有り様には一寸一秒の休息もありません。
幽界に行っても、同じレベルの魂が集う幽界内の下層部(この世で表現される地獄のこと)にしか訪れることができないのです。
【肉体を殺すことができても、永久不滅の存在である魂を殺すことは不可能】
【魂は永遠の存在。⇐これは不変の真理です】
自殺をしても現実から逃げれない。救われない。幸せになれない。
深くて暗い奈落の底に落ちるだけ……。