Hot & Spicy! 『ア(ハ)リッサ』ペースト
『ア(ハ)リッサ』とは・・・・・・唐辛子を元に作られるペースト状で辛口の調味料。北アフリカ発祥で、特にチュニジアで多く用いられる。ヨーロッパ、特にフランスでも容易に入手可能。缶詰や瓶詰、チューブ入りなどで市販されているほか、手作りも可能。主にクスクスに添えるほか、タジン鍋やケバブなどにも用いられる。とのこと。私がはじめてこの『アリッサ』を食べたのは、20代に働いていたカフェでのこと。田園調布にある自宅を改装したカフェ「えんがわ(当時)」では、ありとあらゆるものが全て手作りで、人気のあったメニューのクスクスに添える『アリッサ』も手作りでした。※「えんがわ」は今は「えんがわinn」となってリニューアルされてます。このアリッサ、見た目が真っ赤でとても辛そうだったので最初はちょっぴりつけてクスクスも食べてました。しかし、ただ辛いだけでなく、コクもあり、スパイスの風味もあり、あとちょっとあとちょっとと、どんどんつける量も増えていき、気づくとあらゆるものにつけていたり。店では、スパイスのクミンやコリアンダーをまず乾煎りしてから作っていました。その時の店内は何ともいえないスパイスの香りで包まれ・・・・・・今思うと、あの時以来、このペーストの魅力にとりつかれたのかもしれない。
このすり鉢は、イタリアのもの。ジェノベーゼソースを作る時によく使うが、今回はこれでアリッサを作るそして、最近になり、またしてもこの『アリッサ』のことをふと思い出し、どうしても手作りしてみたくなりました。レシピをいろいろ調べていると、なんとなく自分好みのものがわかってきました。唐辛子(韓国産のコクありタイプ)にんにくクミンシードコリアンダーシードパプリカパウダー塩オリーブオイルほぼこれで材料は決まり。私はクミン、コリアンダーたっぷりが好きなので多めに!生の赤唐辛子を蒸して植物油を加えペースト状に溶かしたものが基本のようですが、私は粉末の唐辛子を使ってみました。作ってから10日間ほど置いて熟成させると、味がなじんでおいしくなるらしいです。「熟成」したペースト、美味しそう!
このまましばらく熟成させてから、いただきたいと思います。(しかし、待ちきれずにその日に少し食べてしまいました・・・・・・でもすでにおいしい~)カレーや煮込み料理、パスタやトーストに塗ってもおいしい『アリッサ』。またしばらくはまりそうです。