「酒粕」から、いろいろ。
天然酵母でつくるパンや焼き菓子の美味しさに目覚め、今、いろいろと試しています。市販のホシノのような天然酵母から、自家製酵母づくりなどいろいろありますが、今、試しているものが「酒粕」から起こす天然酵母です。
そもそも「酒粕」とは?日本酒は、本来、米と麹と水により作られており、麹に含まれる酵母や乳酸菌、空気中の微生物により発酵し、日本酒へと変化していきますが、その過程の最後に絞りきったもの(=日本酒)の残りが「酒粕」とのこと。この酒粕には、タンパク質やビタミンなどのたくさんの栄養素が含まれて、そのまま料理使うとコクや味に深みがでるそうです。また、新しい酒粕には酵母や乳酸菌がたくさん残っているため、自家製酵母づくりにも向いてる。これは試してみたい!そして、たどり着いたのはこちらの「酒粕」。自然酒蔵元寺田本家さんの「醍醐のしずく」。近年、醸造用アルコールを添加して造られる日本酒が多い中、昔ながらの日本酒造りをしている蔵元さんです。「酒粕」にももちろん、麹・米・水以外なにも添加されていません。
と、いろいろ試しておりますが、寺田本家さんの本を読むと、次は「甘酒」が気になってきました。甘酒にも麹と米からつくる「麹甘酒」と、酒粕からつくる「酒粕甘酒」があるのを知りました。ごはんと麹と熱湯からつくる「麹甘酒」が、お米の優しい甘さを味わえるノンアルコール飲料に対し、「酒粕甘酒」は酒粕と水と(砂糖)でつくるアルコール成分を含んだお酒。甘さも砂糖を入れた方がおいしく飲めるようです。手軽さでいえば、酒粕甘酒が簡単。しかし、その栄養価は・・・・・・「麹甘酒」の方が酒粕甘酒より数十倍も高いそうです!栄養価も高く、酵母起こしもでき、ノンアルコールで子どもも飲める「麹甘酒」気になります。そして、そもそもの基でもある「麹」、やはりものすご~く気になる存在。ひとつ調べ出すと、次から次へと興味が湧いてしまうのが楽しくもあり、頭もパンパンです。