酵母とのつきあい方
いろいろと試してきた酵母でのパンづくり。レーズン、酒粕、麹からつくる甘酒……などなど、さまざまなものからの自家製酵母づくり。そして、もちろん市販されているホシノ天然酵母からのパンづくり。自家製酵母づくりは、ブクブクと泡がでたりプシューと音が出たり、酵母を育てている感じがダイレクトに味わえてとても楽しい。そして、うまくいけばその複雑な風味が味わえるのが一番の魅力。しかし、一方で気を許すとすぐにカビがはえたり、失敗することも多々(これが一番めげる)。ホシノ天然酵母は、徹底的に管理された環境で、パンづくりに必要な酵母菌、植物性乳酸菌、麹菌の3種類を小麦粉、米等の 天然の原料で自然培養し、商品化したものがホシノ天然酵母パン種。化学薬品は一切使っていないというところがすごい!そして、天然酵母とよく比べられる「イースト」。これは果実や穀類からパンに適した菌だけを分離し、化学物質を使用して培養したもの。 使いやすく、いつも同じに作ることができる安定した発酵力があるのが魅力。しかし、気にする人は化学物質を使用している点が気になることも。←この化学物質は体に悪いわけではないようですが(悪いといわれているのは、イーストのエサとなる”イーストフード”と呼ばれる物質であり、”イースト”とはまったく別物)しばらくの間、この3つの間でゆらゆらとパンづくりを悩みながら作っていましたが、最近になりようやく自分の中でしっくりとくる”酵母”の利用方法がわかってきました。『精神的にも肉体的にも余裕がある時に、自家製酵母づくりを楽しみ、その酵母エキスとイーストをほんのちょっと使いパンを焼こう!そして、余裕がない時には風味が大好きなホシノ天然酵母にお世話になろう!』これはパンづくりに限らず、お菓子づくりでも同じ。体にやさしいものであることは第一条件だけれども、ガチガチにこれはダメ!あれはダメ!となるのはどうも性に合わないようです。体にやさしく、自分の気持ちにもやさしく、ほどよく適当につくり続けられ、おいしいものが食べられるのがいちばん。
ホシノ酵母でのフォカッチャ
甘酒酵母+ちょっぴりイーストでのフライパンマフィン最近、いちばんはまっている2つのパン。この2つが美味しくやければ幸せ!今後はこの2つのをいろいろと追及していきたいと思います~。