換気

我が家は木造２階建てで、私の部屋は２階にあります。

台所は１階で離れているのですが、匂いがしっかり上がってきます。

ご飯の炊ける匂い、パンが焼ける匂い、コーヒーを淹れる匂い。

幸せを感じる匂いもあれば、ネギを刻んだな、何か焦がしたな、なんてことも。

冬場は、台所で焚く石油ストーブが少し厄介です。

点けたり消したりしたときの喉を突く臭いが上がってきます。

台所に降りてみると、もうとっくに飛んでいるのに、私の部屋はいつまでも臭うなんてことも。

発生したところとは別の場所に留まることもあるのですね。

ウイルス対策というだけではなく、本来の換気の大切さを思います。

体も同じでしょう。

自分の体のどこかや周囲の出来事も含めて、困りごとの発生源がどこにせよ、自分の換気を行うにはまずは呼吸かと思います。

それにはしっかり吐くこと。

吐くことができれば、吸うのは自然に入ってきます。

ところが、心配ごとがあったり思考が固まったりすると、意外に吐けない。

吐けないから固まるということもあるのかもしれません。

呼吸が浅いと酸素も巡りにくいので、気分も思考も何だか冴えないものです。

そんなときは、お腹を押しながら息を吐いてみる方法があります。

鳩尾（みぞおち）あたりに両指先を当てます。

指に寄りかかるように体を前に丸めながら、「はーーーっ」と声を出しながら吐きます。

ほぼほぼ吐ききろうとする辺りで指先をポンと緩めて、体を起こしながら吸います。

スーーーっと息が入ってきます。

これを２〜３回。

溜まった邪気を吐き出す方法です。

体や気持ちを緩める向きに働くので、活動前ではなく、リラックスタイムにどうぞ。