【小石川②】小石川境町
2018.04.19 15:02
町名:小石川境町
読み方:こいしかわさかいちょう Koishikawa-Sakaichō
区分:町丁
起立:江戸期
廃止:1870(明治3)年
冠称:「小石川」
後身:小石川大門町、小石川竹早町、小石川表町、小石川久堅町、小石川同心町、小石川金富町
現町名:文京区春日二丁目、小石川三丁目
概要:「小石川堺町」とも書いたか。俗称「日陰町」をも含む。
慶応4年5月12日(1868年7月1日)、江戸府に所属。慶応4年7月17日(1868年9月3日)、東京府に所属。1870(明治3)年、小石川金杉町と小石川境町の住民が芝に移転。場所は露月町の西側で、武家地を収公して露月町新地とした。その際に小石川金杉町と小石川境町は消滅したと思われる。地理的には後の小石川大門町、小石川竹早町、小石川表町、小石川久堅町、小石川同心町、小石川金富町のそれぞれ一部とかなり広範だったらしい。
『近代移行期東京における旧武家地の商工業地利用』(歴史地理学会)の第3章「都市下層の女子労働」や『文京区史』にも当町の名は見られるので、実在したことは確かであろうが、詳細は不明。
撮影場所:小石川境町