ミシン
カタタタタタタタタタタ
日中、特に見ているわけでもないNHKのテレビをふと見たら、裁縫の番組をやっていました。
裁縫どころかボタンつけもままならない不器用さでして、小学校家庭科のレベル以上のスキルを持っていらっしゃる方にはご理解いただけるかと思いますが、
ボタン付けの最後、玉止めをすると、その玉がボタンから2cmほど離れてできます。
これが本気。これ以上無理。
そもそも、針に糸が通らない。最近老眼になってきてますます通らない。
テレビを見ながらそんなこと考えていたら、ふと小学校の家庭科の授業を思い出しました。
ミシンを使う授業だったのですが、今のミシンがどうなっているのかわかりませんが、当時のミシンは性能が悪かったんですよね。
こんな古くねーよ。
ボタン付けが酷いありさまになる僕ですからね、想像つくと思いますけどミシンのようなゴチャゴチャしたものが扱えるわけがない。あっちの糸をこっちにひっかけ...
結局誰かに手伝ってもらってやっと動かすことができましたが、
ミシンて足にアクセルがあってそれを踏むと動き出すじゃないですか。
...今もそうなの?当時はそうでした。
でかるーく押してカタカタカタカタと進ませる。なんかまっすぐじゃないけどまあいいや
カタカタカタカタ。
だんだん面白くなって、このアクセル、全力で踏み込んだらどうなるんだろうという好奇心が芽生えてしまいまして、
まあやるよね。全力。
ガガガガガガガガガガガガ!!!
ガガ!
ンガ!!!
....。
あれ?
止まった。
困ったなあ。布に針が刺さったままだし。
ミシンて手回しで針を上に持ち上げることができるじゃないですか。
持ち上げてビックリですよ。
糸がいっぱいつられて出てきまして。
どうやら針の下に潜んでいた糸、ボビンとか言うんでしたっけ?あれがどうにかなっちゃったようです。
とにかく開けなければ解決しない。
パカ。
ぐちゃ〜〜〜〜!
糸地獄。グッッチャグチャ。
これ同じ日に2回やらかして家庭科の先生に怒られました。
もちろん課題は何もすすまず。直線がガタガタに縫えただけ。
センスないんですよ。もうそういうことにしました。
荻原明(おぎわらあきら)