名演説。
「選挙演説(せんきょえんぜつ)とは、各種選挙において選挙期間中に立候補者、またはその関係者が自らの公約、方針、抱負などを有権者に伝えるために行われる演説。」……wikipediaより。
人の気を集める演説とそうではない演説。
そこにはこんな違いがあるらしい。
「そこに集まった有権者それぞれに合わせて話をする。お年寄り、若いひと、学生、社会人、主婦。
どんな人がいるかその場その場の状況をみてわかりやすいように話をしていく。」
…実はこのパターンは以外と『失敗』する事が多いそうです。
そんなに器用に人に話を合わせる何てことは簡単ではない。誰からも支持を得ようとすると結果的に内容の薄い演説に終わる可能性が高い。
という理由で。
選挙演説において絶大な支持を得る事ができる代表格。
小泉純一郎氏。
小泉さんの演説はこんな感じ。
「どこの場所であろうと、どんな顔ぶれが聞いていようと、話の内容から、話し方、声色、笑わせるタイミングまで『全く同じ』。どこの演説でもほぼ丸々コピーのように話す。」
といったもの。
「自分はこうするんだ」というハッキリとした主張を持つ方が、平均的な好印象ではない「本当の自分のファン」をつかむ事が出来るということ。
当然主張するからにはしっかりとした内容と実力が伴ってこそだと思いますが。
サロンワークにおいて、こんな考え方はどうでしょう。
自分の主張でファンをつかむ!…とか大それたことではなく…。
もっと初歩的な場面で。
担当するお客様が変わっても「いつも同じ話」をするスタッフってたまに見かけます。
周りのスタッフからみると「またあの話してるよ。」となりがちですが、こういうタイプは以外と指名が取れるスタイリストに多いです。
お客様100人に対して100通りの話をすることって可能なんでしょうか?
いわゆる「鉄板ネタ」みたいな話を月に3つくらい持っておけばじゅうぶんなのでは?
そのお客様が次に来るのはまた来月ですし。
1つの話を何度もすれば話すのも上手くなっていくでしょうしね。
ヘアーのアドバイスに関しても、とにかく本当はこうして欲しい!こうするともっと髪はキレイになる!
そんな主張を一貫して話すことで、洗練され、どんな質問や悩みにも答えることができるようになる。
そして本当に自分を支持してもらえるようなお客様が「ファン」になってくれるのかも知れません。